長崎県下の水稲作期策定に関する研究 : 第7報 県北地域における好適移植期および好適出穂期の推定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高温・低温障害を避ける指標と水稲生育予測システムを用いて,長崎県県北地域の標高50m毎の地点における好適移植時期と好適出穂期を推定した.標高が高くなると,好適移植期と好適出穂期は早くなった.標高200m以上で栽培される「ヒノヒカリ」の好適移植期の晩限は5月25日以前であるが,その時期は灌漑水温が低く生育遅延の危険性があり,出穂が遅れる可能性が高いため,極早生種の「どんとこい」に変更する必要があると考えられた.
- 2009-05-15
著者
-
舩場 貢
長崎県総合農林試験場
-
泉 省吾
長崎県総合農林試験場
-
田崎 信幸
長崎県諌早農業改良普及所
-
田崎 信幸
江迎農業改良普及センター
-
島ノ江 智弘
江迎農業改良普及センター
-
松下 哲也
江迎農業改良普及センター
-
井上 眞理
九州大学
-
泉 省吾
長崎県総合農林センター
-
泉 省吾
長崎農林試
関連論文
- 長崎県下の水稲作期策定に関する研究 : 第6報 県北地域における玄米の低温登熟障害
- 長崎県下の水稲作期策定に関する研究 : 第7報 県北地域における好適移植期および好適出穂期の推定
- 長崎県における平成3年大型台風による水稲被害の実態と解析 : 第3報 県央地域における台風17,19号による水稲被害の実態と生態的解析
- 長崎県における平成3年大型台風による水稲被害の実態と解析 : 第2報 台風17,19号の襲来時生育ステージと品質・収量の被害
- 花房次位別の結莢が秋ダイズの収量に及ぼす影響
- 11. 温度耐性イネの種子の水分動態(平成20年度第54回低温生物工学会年会)
- P-34 水稲登熟初期の高温ストレスに対する籾の水分動態(日本作物学会第225回講演会)
- P-33 登熟過程における「にこまる」と「ヒノニカリ」籾の温度ストレス応答の差異(日本作物学会第225回講演会)
- 低温と植物ホルモンおよびアスコルビン酸がコムギの発芽現象に及ぼす影響(平成19年度 第53回低温生物工学会研究報告)
- 短期の低温によるイネ種子中の水の動態特性(平成18年度 第52回低温生物工学会年会)
- 低温とアスコルビン酸がオオムギ種子発芽に及ぼす影響(平成18年度 第52回低温生物工学会年会)
- ワイルドライス(Zizania属)種子の休眠打破に対する低温要求性(平成17年度 第51回低温低物工学会研究報告)
- イネ種子の登熟過程における温度障害の^1H-NMRモニタリング(平成17年度 第51回低温低物工学会研究報告)
- 106 イネ科作物における発芽過程の^1H-NMRによる検定(その他)
- 種子の休眠・発芽過程における水の分子応答(平成16年度 第50回低温生物工学会研究報告)
- 7 コムギの登熟後期の穂発芽特性を反映した水分動態の推移
- 17 家畜ふん尿並びに各種有機質資材の肥料的利用に関する調査研究 : 第8報 し尿汚泥及び牛ふんの施用に伴う水田転換畑土壌の変化(九州支部講演会講演要旨)
- 長崎県下の水稲作期策定に関する研究 : 第1報 長崎県下における好適出穂期予測のための気候登熟量示数の適用性について
- 長崎県下の水稲作期策定に関する研究-1-長崎県下における好適出穂期予測のための気候登熟量示数の適用性について
- 西南暖地向けのダイズ新品種サチユタカの乾物生産特性(栽培)
- 長崎県下の水稲作期策定に関する研究 第5報 壱岐地域における基白粒の発生
- 長崎県下の水稲作期策定に関する研究 : 第4報 高温豊熟に伴う品質の低下
- 長崎県下の水稲作期策定に関する研究 : 第3報 水稲生育予測システムの開発
- 盆前出荷用極早生水稲品種「なつのたより」の栽培法
- 水稲良食味品種の収穫適期と判定法
- 雲仙・普賢岳火山灰が水稲生育に及ぼす影響
- 5 家畜糞尿並びに各種有機質資材の肥料的利用に関する調査研究 : 第5報 水田における牛糞の連年施用試験(九州支部講演会講演要旨(その1))
- 長崎県における水稲乾田直播の実証と気象に対応した補完技術の確立(予報)
- 重粘土壌地帯におけるシロガネコムギの栽培技術
- 栽培稲品種の耐塩性について
- 重粘土畑地帯におけるバレイショを中心とした輪作体系および高性能省力機械化体系による栽培技術の実証と経営評価
- 甘しょ普通栽培の収量に及ぼす気象の影響について
- 移植水稲における土壌の種類と水管理
- ばれいしょ収量の年次変化と気象の関係について
- 8. 干拓地における飼料作物栽培にともなう土壌の変化(九州支部春季例会)
- 水田転作秋大豆の定着を目指して
- 温度耐性イネの種子の水分動態