音声認識とチャットを併用した聴覚障害学生支援システム(学習支援)

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概要

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聴覚障害学生は全国の大学や他の教育機関に点在している.聴覚障害学生の支援方法としてボランティアが講師の話を聞き,パソコンに入力して聴覚障害学生に見せる方法が一般的である.しかし,この方法では十分な情報を伝える事が出来ない.そこで,本稿では別室で講義ストリーミング映像を見ているボランティアが講師の音声を復唱し,音声認識技術を用いる事でテキスト化して,聴覚障害学生のWEBブラウザ上にそのテキストを表示するシステムを提案する.また,「あれ」や「これ」といった指示代名詞の代わりに映像からキャプチャーした画像を挿入する機能を実装した.実験の結果,画像挿入により講義を理解しやすくなった反面,音声認識率が悪い場合には,文章による講義理解が困難であるという意見が得られた.音声認識の際,文章を読み上げる様に音声入力することで高い認識率が得られる事がわかった.
2009-03-11

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