メシマコブに含まれる抗腫瘍活性物質の精製
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概要
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メシマコブに含まれるタンパク質に着目してガン細胞増殖抑制成分をカラムクロマトグラフィーによって部分精製し,次の結果を得た。1. メシマコブにセルラーゼを添加し, 55℃で12時間反応させると糖質含有量が増加した。2. セルラーゼ処理後の溶液を減圧で濃縮し,リン酸緩衝液で平衡化したセファデックスG-75カラムにかけ,リン酸緩衝液で溶出した結果,タンパク質溶出曲線に2個のピークが存在した。3. セファデックスG-75カラムクロマトグラフィーの2番目の画分を減圧で濃縮した後, DEAE-トヨパールカラムに吸着させた。フラクションナンバー13番まではリン酸緩衝液のみ,フラクションナンバー14番以降はNaClの直線濃度勾配で溶出した結果,タンパク質溶出曲線に大きなピーク(リン酸緩衝液のみで溶出)と小さなピーク(NaClの直線濃度勾配で溶出)が存在した。
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