関東北部産ムラサキツバメの卵巣発育に及ぼす温度・日長の影響
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概要
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ムラサキツバメの卵巣発育に及ぼす温度・日長の影響を明らかにするため,20℃,25℃の恒温条件の下,異なる4つの日長条件で飼育した.20℃条件下での羽化後10日目の卵巣成熟帯は,15L-9D, 14L-10D, 13L-11D, 12L-12Dでそれぞれ65.4, 30.0, 56.0, 7.7%であった,また,25℃条件下での卵巣成熱帯は,同様にそれぞれ78.0, 72.0, 58.8, 40.0%であった.これらのことから,本種の卵巣発育には日長と温度が影響し,日長が短日になるほど,また温度の低い方が卵巣を発育させにくくなると考えられる.しかし,卵巣成熟率は連続的であったことから,夏から秋のいずれの条件でも卵巣を発育させる個体と休眠する個体が存在すると考えられる.
- 日本鱗翅学会の論文
- 2006-01-10
著者
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井上 大成
森林総合研究所
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井上 大成
Tama Forest Science Garden Forestry And Forest Products Research Institute
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小山 達雄
宇都宮大学農学部応用昆虫学研究室
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小山 達雄
宇都宮大学農学部応用昆虫学研究室:(現)横浜植物防疫所東京支所
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小山 達雄
宇都宮大学農学部応用昆虫学教室
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