カラスシジミの茨城県における初記録
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概要
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カラスシジミの茨城県における記録は,かつて,皆川勝幸氏が竪割山で採集したとする標本に基づいて,塩田ら(1971)によって報告されたことがある.しかしその後,採集者自身が,その標本の記録地に疑問が生じたため記録を取り消して欲しいと申し出たため,塩田(1973)によって茨城県からの本種の記録が削除された.それ以降,茨城県からは本種の採集記録はない.1999年7月16日に筆者の一人,大河内によって茨城県北茨城市定波から本種の雌が採集されたので報告する.この記録は茨城県からの本種の確実な初記録である.採集地周辺の二次林内には少数のハルニレの木が見られた.
- 日本鱗翅学会の論文
- 2000-03-31
著者
-
井上 大成
森林総合研究所
-
大河 内勇
森林総研
-
大河内 勇
森林総研
-
井上 大成
Forestry and Forest Products Research Institute
-
大河内 勇
Forest Biology Division, Forestry and Forest Products Research Institute (FFPRI)
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