AHPによるネイルカラーのよい印象の評価
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概要
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多様な種類の色を装飾してネイルメイクされるが,近年,ネイルメイクは女性の化粧およびファッションとして広まっている.化粧のカラーに対する見た目のよさの判断は,カラーに対する複数の感性評価基準に基づくと想定される.本研究では, 6色のネイルカラー(サーモンピンク,ベージュ,ピンク,ディープピンク,ブラック,ホワイト)の写真を使って,AHP (Analytic Hierarchy Process)によるネイルカラーの感性評価過程について検討したネイルカラーの感性評価因子についてSD法と因子分析で調べた結果,「優雅さ」「目立ち」「愛らしさ」の3因子が抽出された.これらの3因子はAHPの評価基準に設定された.AHP分析の結果,「愛らしさ」「優雅さ」「目立ち」の順で評価基準のウェイトが高かった.また,評価基準によりネイルカラーの評価は異なり,高明度が「優雅さ」,高明度でピンク系が「愛らしさ」,低明度が「目立ち」に影響することが示された.AHPの最終評価では,6色のうちサーモンピンク,ベージュ,ピンクの順でウェイトが高かった.派手すぎない,本来の爪の色に近いネイルカラーがより好印象であることが示唆された.化粧の感性評価を検証するうえでAHPは有効であるとみなせる.
- 2006-06-01
著者
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山本 嘉一郎
京都光華女子大学
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山本 嘉一郎
京都光華女子大学人間関係学部
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山本 嘉一郎
光華女子大学人間関係学部
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酒井 浩二
京都光華女子大学
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川畑 綾香
京都光華女子大学人間関係学部
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酒井 浩二
京都光華女子大学人間関係学部
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酒井 浩二
京都光華女大
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