曲率の視覚探索における要素数の効果と判断制限モデル
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概要
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視覚探索課題における要素数の効果は, 知覚過程と判断過程の両過程の影響を受ける.輪郭の曲率の閾値探索パラダイムを用いて, 要素数2-8でYes-No課題を用いて, 要素数の効果は知覚過程の制限に基づくかどうかを調べた.4つの実験の結果, 輪郭の曲率の高低, 方位の違い, マスクの有無を操作しても, 閾値の対数と要素数の対数の傾きは0.25-0.37の範囲であった.知覚制限モデルの値0.72に比べて, 判断制限モデルの値0.22に近かった.輪郭の曲率の単純な視覚探索課題では, 要素数の効果は判断過程でのノイズが主要因であり, 知覚過程で容量制限はほとんど生じないと解釈される.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-06-30
著者
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