奄美群島へのデイゴヒメコバチ(ハチ目:ヒメコバチ科)の侵入
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Quadrastichus erythrinae Kim, 2004 (Hymenoptera: Eulophidae) is known in tropical and subtropical regions to cause serious damage to various species of Erythrina (Fabaceae) by inducing stem, petiole, and leaf galls. In Japan, the existence of galls on Erythrina variegata Linnaeus was first recorded in Okinawa Prefecture in 2005, but galls were not found in that year on Amami Island, Kagoshima Prefecture. In our field survey from December 2006 to February 2007, we found that 65 (16.8%) of 323 trees of E. variegata bore galls on Amami Island and 118 (85.5%) of 138 trees of E. variegate and E. crista-galli Linnaeus on Tokunoshima Island which is located about 49km south of Amami Island. Because Erythrina trees were more heavily damaged on Tokunoshima Island, Q. erythrinae seems to have invaded the island earlier than Amami Island. In addition to possible multiple invasions, Q. erythrinae may have spread quickly through both islands by low-density dispersal. Up to 2007, no galls had been found on Kikai Island located east of Amami Island.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 2008-08-25
著者
-
湯川 淳一
九大・農・昆虫
-
湯川 淳一
九大院・農院・昆虫
-
湯川 淳一
九州大学総合研究博物館:九州大学
-
上地 奈美
沖縄県農業研究センター
-
金井 賢一
鹿児島県立大島高等学校
-
松比良 邦彦
鹿児島県農業開発総合センター大島支場
-
湯川 淳一
九州大学:鹿児島大学
関連論文
- I114 アザミウマ3種における幼虫寄生蜂Ceranisus menesの産卵行動(寄生・捕食 生物的防除)
- S061 ネオニコチノイド剤高濃度液の樹幹散布によるミカンキジラミの防除(カンキツグリーニング病-現在の技術による防除)
- H305 タマバエ類の共生菌 : 18SrDNA塩基配列からみた共生菌間ならびに病原菌との関係(生態学)
- A303 ヒメリンゴカミキリ(甲虫目:カミキリムシ科)の潜在的飛翔能力(生態学)
- C208 Asphondylia属タマバエ類の飛翔能力(行動学)
- A214 落葉上のエゴノキハイボタマバエゴールは、いかにして成長・増殖するか(一般講演)
- C304 沖縄で発見されたヨモギを加害するヨモギタマバエ属Rhopalomyia(ハエ目:タマバエ科)の一種(一般講演)
- 奄美のトンボ最近の話題 (特集 奄美諸島の昆虫)
- B215 マルボシハナバエ(ハエ目:ヤドリバエ科)によるカメムシ類の死亡率(生理学・生化学 寄主・捕食・生物的防除 家屋害虫)
- J224 侵入害虫ランツボミタマバエ(双翅目:タマバエ科)の生態的基礎情報と、多化性ゴール形成性タマバエとしての生態的特性
- I201 露地栽培のニガウリの蕾を加害するランツボミタマバエ(双翅目 : タマバエ科)
- 奄美大島のクマゼミ (特集 奄美諸島の昆虫)
- C216 日本におけるショクガタマバエの分布と寄主範囲および今後の利用(寄生・捕食・生物的防除)
- 奄美群島へのデイゴヒメコバチ(ハチ目:ヒメコバチ科)の侵入
- S112 寄主交代が判明したダイズサヤタマバエ(小集会)
- F213 ゴール形成節足動物によるクラカタウ諸島への再移住(一般講演)
- D223 イボタミタマバエAsphondylia sphaera Monzen(ハエ目:タマバエ科)の寄主範囲と生活史(一般講演)
- 最近,各地で発見されている侵入害虫ハリエンジュハベリマキタマバエObolodiplosis robiniae(ハエ目:タマバエ科)の分布情報と蛹の形態記載
- 最近,沖縄に侵入したランツボミタマバエとマンゴーハフクレタマバエ
- D216 ランの蕾を加害するランツボミタマバエ(ハエ目:タマバエ科)の寄主範囲(寄主選択・耐虫性)
- G108 日本産ハリオタマバエ属(ハエ目:タマバエ科)の寄生者複合体(生活史・分布)
- B107 ダイズサヤタマバエと近縁種における形態特徴と寄主範囲、mtDNA塩基配列の比較(分類学・系統学・進化学)
- D316 ダイズサヤタフバエの冬寄生発見(II) : DNA分析および形態・生態・分布情報によるホストレースの組合せ(生活史・分布)
- D315 ダイズサヤタマバエの冬寄生発見(I) : 生態学的特性と発見までの経緯(生活史・分布)
- B313 寄主転換によって可能な多化性Asphondylia属タマバエ類の生活環(生活史・分布)
- Can Gallers Expand the Host Range to Alien Plants within a Short Period of Time ?
- A120 虫えい形成者による帰化植物への寄生転換の可能性(生活史・分布)
- G215 アルファルファタコゾウムシ各系統の日本国内における分布状況(生活史・分布)
- C309 樅ノ木は残るか(二) : 雲仙におけるモミの立ち枯れ被害の拡大(発生予察・被害解析)
- 幼生生殖をするタマバエの発見とヒラタケにおける増殖と加害状况
- A12 幼生生殖をするタマバエの発見 : 2.幼生生殖の実態と2つの繁殖戦略(分類学・形態学・生活史・分布)
- A11 幼生生殖をするタマバエの発見 : 1.ヒラタケにおける発生状況と防除および同定結果(分類学・形態学・生活史・分布)
- 異常高温が作物害虫の発生に及ぼす影響
- G308 奄美大島のスモモに突発的な被害を及ぼした蛾の1種について
- 異常高温が作物害虫の発生に及ぼす影響
- F201 エゴツルクビオトシブミのゆりかご内に生息するハエ目幼虫(生態学)
- F114 沖縄県のニガウリと福岡県のデンファレからランツボミタマバエContarinia maculipennis Felt(ハエ目:タマバエ科)を発見(一般講演)
- B108 DNAレベルにおけるショクガタマバエの種内変異と異なるハプロタイプを持つ個体群間の交雑の可能性(分類学・系統学・進化学)
- A307 オランダから輸入されたショクガタマバエの羽化時刻に及ぼす時差の影響(寄生・捕食生物的防除)
- C310 樅ノ木は残るか : 雲仙におけるモミの落葉と立ち枯れ被害の現状(発生予察・被害解析)
- ノイバラハオレタマバエDasineura sp.(ハエ目:タマバエ科)による施設栽培バラの加害
- F217 植食者が植物細胞の生殺与奪および発育増殖の権限を掌握している?(一般講演)
- 我が国の施設栽培バラで発生したバラハオレタマバエContarinia sp.(ハエ目:タマバエ科)
- B104 施設栽培で発生したランツボミタマバエおよびバラハオレタマバエの分類学的地位について(分類学・系統学・進化学)
- F307 樅ノ木は残った、か?(三) : 雲仙におけるモミの立ち枯れ被害の収束(発生予察・被害解析)
- A227 エゴタマバエ類のゴール形成による寄生植物の早期落葉(生態学)
- シロダモタマバエ(双翅目:タマバエ科)によってシロダモ(クスノキ科)の葉に形成されるゴール2型と九州におけるそれらの地理的分布様式
- I219 茶樹におけるシイノコキクイムシの発生(防除法・害虫管理・IPM 発生予察・被害解析)
- 屋久島のオオセンチコガネ属2種と他甲虫3種の垂直分布
- 奄美群島に侵入したラデンキンカメムシ(仮称)の生態・分布調査
- 2010年屋久島で見つからなかったクロボシセセリとデイゴヒメコバチ
- 2010年8月,11月,12月に屋久島で採集した蛾類
- E42 ヤナギタマバエ類の分布と生活史について(生活史・分布)
- 摘採時期が異なる茶園に設置した性フェロモントラップによるチャノホソガの発生消長
- H226 アフリカ昆虫学の今後 : 日本人研究者のかかわり方
- ダイズサヤタマバエの命名と冬寄主の発見
- A202 フライトミルから得られたチャノホソガの飛翔能力(発生予察・被害解析・飼育法・栄養学)
- チャノホソガ前翅長の季節変動
- チャノホソガ前翅長の季節変動
- クロフェンテジン散布による一番茶のカンザワハダニ防除回数削減
- 鹿児島県本土で絶滅が危ぶまれるトンボ類 (特集・絶滅が危ぶまれるトンボたち)
- 秋芽生育期の主要病害虫防除--秋芽は来年の一,二茶の親葉,何としても病害虫から守ることが良質茶生産につながる
- ハダニタマバエFeltiella acarisuga(ハエ目:タマバエ科)の形態学的特徴および日本における分布と捕食対象ハダニ類,生活史特性
- B208 地球温暖化と昆虫に関する教育学部生への講義 : 東アジア季節サイクルと昆虫の生活環の中で(気象教育,一般口頭発表)
- I204 ショクガタマバエAphidoletes aphidimyzaのミトコンドリアCOI遺伝子の種内変異 : (2)長崎地方個体群に見られる遺伝的多様性とその原因に関する「侵入説」と「原爆説」(分類学・系統学・進化学,有用昆虫・昆虫機能利用)
- B114 クラカタウ諸島へのチョウの再移住における飛び石島としてのセブシ・セブク島の評価(形態学・組織学,発生学・遺伝学,生活史・分布)
- D316 ショクガタマバエAphidoletes aphidimyzaのミトコンドリアCOI遺伝子の種内変異(1) : 日本12地方個体群とオランダ個体群間の差(分類学・系統学・進化学、鳥害)
- D117 シロダモシロカイガラムシ(同翅亜目:マルカイガラムシ科)♀の定着場所選択(生態学)
- D115 後食葉から見たヒメリンゴカミキリの樹種、葉位、葉脈選好性と後食葉率の年次変動(生態学)
- クロボシセセリの侵入・定着・安定に関する考察
- A102 マテバシイのラマスシュートの出現要因、とくに植食性昆虫との関係(生態学)
- D407 ネズミモチの蕾の増減と生存率がイボタミタマバエの個体群動態に及ぼす影響(生態学・植食性昆虫・地理変異)
- 「群れろ!-昆虫に学ぶ集団の知恵-」, 藤崎憲治・鳥飼否宇, (2008), エヌ・ティー・エス, B6判, 263頁, 本体価格1,600円, (ISBN978-4-86043-185-3 C0040)
- 生物多様性と群集動態(日本学術会議応用昆虫学分科会第1回公開シンポジウム)
- 第21回国際昆虫学会議報告
- ヒラタケを加害する幼生生殖タマバエMycophila speyeri(Diptera : Cecidomyiidae)の同定とわが国への人為的持ち込みの可能性
- ダイズサヤタマバエ, Asphondylia sp. (双翅目, タマバエ科) の分布南限
- B317 日本産ブナに形成されるタマバエゴールの地理的および空間分布(生活史・分布)
- T1 昆虫と植物のシンクロナイゼイション(21世紀への応用動物学・応用昆虫学の飛躍を目指して)
- F207 イスノキに虫えいを形成するアブラムシ3種の相互作用(生態学 行動学)
- C127 ヤノイスアブラムシのゴール形成場所選択(行動学)
- A103 植食性昆虫によるシロダモの食害量(生態学)
- A222 インドネシア・クラカタウ諸島への虫えい形成者の再移住(生態学)
- C315 人為的な切葉がマテバシイなど照葉樹のラマス・シュートの出現に及ぼす影響(森林昆虫)
- A45 シロダモタマバエおよびタブウスフシタマバエ18年間の個体群動態の比較(生態学・行動学)
- B23 食用キノコを加害する幼生生殖タマバエは侵入害虫(生活史・分布)
- A16 シロダモおよびシロダモタマバエ個体群に対する台風の影響(個体群生態学)
- A51 クラカタウ諸島の地理生態学 : 1.大爆発後100年目のチヨウ相(生態)
- 日本の絶滅昆虫(第37回)鹿児島県で絶滅が危惧される昆虫
- ニホンミツバチ開放巣群の取り込みにおける自動車用ジャッキの利用
- 2010年10月黒島における昆虫記録
- 2010年10月口之島・中之島における昆虫記録
- 同好会インフォ(No.10)鹿児島昆虫同好会