野外レクリエーションによる過剰利用に対する規制について
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概要
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今日,野外レクリエーションを楽しむ人口が増加し,自然公園などにおいて過剰利用が生じている。過剰利用は混雑を招き,利用者の快適な利用を妨げるだけでなく,自然景観や生態系に対しても悪影響を及ぼしている。本稿では北海道の雨竜沼湿原を事例地とし,過剰利用に対する5つの規制案について利用者意識の観点から分析を行い,雨竜沼湿原にはどのような規制が効果的であるかを考察した。分析結果として5つすべての規制案には「利用者は湿原に悪影響を与えている」という認識が関係しており,どのような規制を導入するにせよ湿原に対する悪影響の認識を深めてもらうことが重要であると考えられた。また規制案に対する利用者意識などを考慮すると,雨竜沼湿原には車両規制と利用料金を組み合わせた規制が効果的であると考えられた。
- 林業経済学会の論文
- 1999-03-20
著者
-
栗山 浩一
早稲田大学政治経済学術院
-
栗山 浩一
早稲田大学 政治経済学部 環境経済学
-
庄子 康
日本学術振興会
-
庄子 康
北海道大学大学院農学研究院森林政策学研究室
-
栗山 浩一
北海道大学農学部
-
庄子 康
北海道大学大学院農学研究院
-
栗山 浩一
早稲田大 政治経済学術院
-
庄子 康
北海道大学
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