マルチプロセッサにおけるグローバルRMに基づくリアルタイムスケジューリングアルゴリズム(タスクスケジューリング,組込技術とネットワークに関するワークショップETNET2008)
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概要
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近年,組込みリアルタイムシステムでもマルチプロセッサ技術の利用が一般的になりつつある.このような背景から,マルチプロセッサにおいてCPUを100%利用できる最適なリアルタイムスケジューリングアルゴリズムが提案されているが,多くのコンテキストスイッチやタスクマイグレーションが発生し,それらのオーバーヘッドにより実用性の面で問題視されている.一方で,従来の単純なアルゴリズムでは高いスケジュール可能性を実現することができない.本論文では,従来の単純なアルゴリズムであるグローバルRate Monotonic (RM)を基にしたスケジューリングアルゴリズムRMZLを提案する.提案するアルゴリズムは,RMの長所を残しつつ,スケジュール可能性を向上させるものである.シミュレーション評価により,提案アルゴリズムは従来のグローバルRMを基にしたスケジューリングアルゴリズムよりも多くのタスクをスケジュール可能であることを示す.
- 2008-03-20
著者
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山崎 信行
慶應義塾大学大学院理工学研究科
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船岡 健司
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
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武田 瑛
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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加藤 真平
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
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山崎 信行
慶應義塾大学
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加藤真平
慶應義塾大学
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武田 瑛
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻
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武田 瑛
慶應義塾大学
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加藤 真平
慶應義塾大学
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