拡張性及びオーバーヘッドを考慮したRMT Processor用リアルタイムスケジューラの設計と実装(組込技術とネットワークに関するワークショップETNET2006)

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概要

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本論文では,RMT Processorを対象としたリアルタイムスケジューラの設計及び実装について述べる.スケジューリングアルゴリズムには,U-Linkスケジューリング方式のアルゴリズムであるUL-RM及びUL-EDFを利用する.RMT Processorを含むマルチスレッドプロセッサでは,スケジューリングアルゴリズムの性能がタスクセットに大きく依存する.そこで,複数のスケジューリングアルゴリズムにも対応できるように拡張性を考慮した設計を行う.また,マルチスレッドプロセッサでは,ユニプロセッサに比べてタスク管理のオーバーヘッドが大きくなる傾向がある.そこで,計算量の少ないタスク管理機構の実装を行う.さらに,U-Linkスケジューリング方式の特徴を有効利用し,グローバルスケジューリング方式やパーティショニング方式に比べて,スケジューラ呼び出しによるオーバーヘッドを削減できるように実装を行う.
2006-03-16

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