不揮発RAMを用いたシステムにおける主記憶管理手法

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概要

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本稿では、近年実用化がなされて来た不揮発RAMを主記憶として用い、低オーバヘッドでシステムの状態を保存する手法について述べる。本稿で提案する主記憶管理手法は、アプリケーションレベルにおいて主記憶操作のatomicityを保証するためにも適用可能である。まず、プログラムの処理中の時点で電源切断が生じたときに状態復旧のため行なうべき処理について検証を行なう。次に構造化された主記憶管理手法を拡張することにより保存すべき主記憶状態を高速に特定する手法及びシステム状態の保存手法について述べる。サンプルアプリケーションを用いた評価及び考察を行ない、システムの状態保存について低オーバヘッドで実現可能であることを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-10-05

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