不妊治療を受ける患者に対する支援のあり方に関する研究第2報 : 意識調査と自由記載からうかがえる不妊患者の特性と望む支援

概要

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本報では,不妊治療を受けている患者は,女性の生き方や価値観,親子関係などの家族観に関して一般の人と比較して差があるのかどうかを知るため,全国の広い年齢層に聞いた不妊治療に対する意識調査で行った質問内容を不妊治療中の女性に同様の質問を行い比較した。その結果,「離婚の可否」では,本研究は先行研究と比較し,「どちらかというと結婚しても,相手に満足できないときは離婚すればよい」と考える人が高かった。また,既報調査の自由記載の記述の分析を行った。その結果,就業後に行けるように診察時間の延長や,土日の診察ができるなどの病院の多様なサービスの希望や,カウンセラーなどの相談の場を求めており,さまざまなレベルでの支援を必要としていることが明らかになった。