出産施設におけるサービス提供のあり方に関する研究
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概要
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出産施設での分娩内容,施設環境,サービス内容,費用などについて明らかにすることを目的に研究を行った。5,582施設の病院と診療所,有床助産所206施設を対象とし,正常分娩に焦点をあて,施設属性,実施しているサービスの種類,料金などについて郵送回収による調査票調査を実施し,644施設から回答を得た(回収率11.1%)。その結果,施設で実施されているサービスは沐浴指導,退院指導,外来でのさまざまな相談などが多く行われていた。また,施設における助産師の割合が高いほど,多くのサービスが実施されており,初産婦に対する会陰切開率は低く,分娩時に産婦が好きな体位を選択でき,医学的に必要な場合を除いてミルクや糖水を与えないなど,サービスの量・質ともに高いことが明らかになった。また,入院費の総額は約34〜38万円(入院期間は5〜6日間)であった。
著者
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市川 香織
日本助産師会
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市川 香織
岡山大学 医学部保健学科看護学専攻
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新野 由子
(財)医療経済研究・社会保険福祉協会医療経済研究機構
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新野 由子
放送大学
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鈴木 京子
埼玉医科大学総合医療センター
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市川 香織
(社)日本助産師会事務局
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新野 由子
(財)医療経済研究・社会保険福祉協会 医療経済研究機構
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