顔認識におけるぼけ除去のためのPSF推定(一般セッション2,CV/PR技術のVRへの応用)
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概要
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ぼけによる顔の見え変動に対し頑健な顔認識を実現するために,ぼけによる劣化過程を表すPSF(Point Spread Function)を推定し,推定されたPSFの逆変換でぼけを除去する手法を提案する.与えられた1枚の画像のみによるPSF推定は,不良設定問題であるため解くことが難しい.そこで,ぼけによる顔の見え変動を統計モデルとして事前に学習し,このモデルをPSF推定に利用する.提案手法では,同じPSFでぼけた様々な人物の顔の見えは互いに類似し,統計的な特徴空間において1つのクラスターを構成すると仮定する.PSF毎のクラスターを統計モデルとして学習し,劣化した見えと各モデルとを比較することで,その見えが属する統計モデルを選択する.選択された統計モデルに対するPSFを用いて,ぼけが除去された顔の見えを復元する.焦点ぼけの顔画像が含まれる公開データベースFRGC1.0の条件Exp4で個人識別の認証率が約17%改善することを実験で確認した.
- 2008-01-10
著者
-
竹島 秀則
(株)東芝研究開発センター
-
西山 正志
(株)東芝研究開発センター
-
小坂谷 達夫
(株)東芝研究開発センター
-
山口 修
(株)東芝研究開発センター
-
山口 修
(株)東芝研究開発センターマルチメディアラボラトリー
-
西山 正志
株式会社東芝研究開発センター
-
山口 修
(株)東芝
-
西山 正志
(株)東芝 研究開発センター
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