宇宙分野における光ファイバジャイロの技術動向(宇宙探査・計測,及び一般)
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概要
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本稿では初めに干渉型光ファイバジャイロ(IFOG)の原理と構成を紹介し,次いで宇宙分野におけるこれまでの応用例を概観する.IFOGは従来型のコマ式ジャイロと比べ,可動部が全くなく振動擾乱を生じない,あるいはスケールファクタ安定性に優れるといった利点を有しており,このため例えば人工衛星の分野では,姿勢制御用の超高性能ジャイロセンサとしても期待されている.また,コマ式ジャイロセンサと比べ構造がシンプルなIFOGは,小型なものであっても適度な性能が得られる利点も有しており,このため小型衛星の姿勢制御用としても適している.本稿の後半では,これら最新の研究開発動向について具体例を示しながら述べる.
- 2007-11-23
著者
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坂井 真一郎
宇宙航空研究開発機構
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大野 有孝
日本航空電子工業(株)
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齋藤 宏文
宇宙航空研究開発機構
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大野 有孝
日本航空電子工業株式会社航機事業部第2技術部
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斎藤 宏文
宇宙研
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斎藤 宏文
宇宙航空研究開発機構
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坂井 真一郎
(独)宇宙航空研究開発機構
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