群馬県におけるピアカウンセリング活動の取り組み : 活動の効果と継続性に関する考察
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概要
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本研究の目的の第1は、ピアカウンセリングの歴史と活動を概括し、日本におけるピアカウンセリング・ピアエデュケーション活動に呼応して群馬県で初めて開催されたピアカウンセラー養成の概要を明らかにすることである。第2に、A高校で実施されたエデュケーションの効果について、受講した高校生からの評価及びピアカウンセラー自身による自己評価とピア活動の意味づけについて明らかにし、その継続性について考察する。質問紙調査の結果、エデュケーションは高校生から「面白く」「身近で」「分かりやすい」という評価を受けていた。学生達はエデュケーションを通して達成感と自信、更に仲間の力の素晴らしさを実感していた。そしてピア活動は自分を見つめなおし、成長させる場であることがわかった。またピアカウンセラー養成及びピアエデュケーションの効果的実施及び継続性を保証するものとして「地域におけるサポートネットワークの構築」「学生達のエンパワメントの持続」「大人達の継続的サポート体制」「エデュケーション側と高校側の連携」の必要性が示唆された。
- 高崎健康福祉大学の論文
著者
-
池田 優子
高崎健康福祉大学看護学部
-
杉原 喜代美
高崎健康福祉大学看護学部
-
栗田 佳江
高崎健康福祉大学看護学部
-
牧野 孝俊
高崎健康福祉大学看護学部
-
山下 博子
藤岡北高等学校
-
深沢 英子
元藤岡保健福祉事務所
-
杉原 喜代美
高崎健康福祉大学看護学科
-
牧野 孝俊
高崎健康福祉大学看護学部:高崎健康福祉大学看護学科
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