成人看護学実習における健康増進センター実習の学び(第2報) : 実習記録内容と評価表の分析より
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概要
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成人看護学実習における健康増進センター実習での効果的な実習方法を検討することを目的に、学生の実習記録内容の分析結果(第1報)と評価項目の得点割合の照合から、目標の達成度の分析を行った。その結果、以下のことが明らかになった。(1)学生は、生活習慣病と健康教育について学習できている。(2)健康増進センター実習は、看護職者として取り組む健康の保持増進と健康障害の予防に関わる能力の育成につながる機会となっている。(3)「対象に応じた看護」の理解の一因となり、成人看護学実習の目標達成のためには有効である。(4)対象に応じた健康教育を考察できるまでには至っていない。今後の課題として、(1)学習の機会を有効に活用するために学内事前オリエンテーションの充実を図ること。(2)学生が経験したことを考察へと結び付けていけるように、カンファレンスでの教員の働きかけが必要なこと。(3)記述すべき内容の焦点を絞ることができ、思考段階を踏むことができるように実習記録用紙を変更する必要があること、などの実習方法について検討の必要性が示唆された。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
著者
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宮堀 真澄
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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横田 修二
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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甲賀 純子
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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横田 修二
日本赤十字秋田短期大学 看護学科
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甲賀 純子
日本赤十字秋田短期大学 看護学科
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宮堀 真澄/鈴木
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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宮堀 真澄
日本赤十字秋田短期大学介護福祉学科
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