患者の語りから看護学生が捉えた慢性疾患を持つ人の看護 : 腎センター実習記録内容の分析から
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概要
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本研究では、腎機能障害を持つ患者の語りから学生が捉えた慢性疾患を持つ人の看護を明らかにすることを目的に、腎センター実習での記録内容を分析した。その結果を以下に示す。1.慢性疾患を持つ人の看護として、対象を理解し看護師の役割やチームアプローチの必要性、社会資源の活用の必要性を学んでいる。2.対象の理解では、患者の疾患や透析の受け止め方、受容過程、セルフケアの状況、家族との関係性、社会的役割の変化、患者間の影響、また家族については心理面や協力体制について理解している。3.透析療法における看護師の役割では、精神面への支援、セルフケア確立に向けての指導的役割、家族への支援、自己実現への支援、透析看護における専門性と役割、リスクマネージメント、倫理面、環境面への配慮が必要と捉えている。4.学生は、透析における治療の意義や慢性疾患の特徴、心理的特徴を捉えセルフケアの意義や家族の役割を踏まえ本人・家族への支援、自己実現への支援のあり方、看護観、生きることなど学んでいた。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
著者
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宮堀 真澄
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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永田 美奈加
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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榊 紘子
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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永田 美奈加
日本赤十字秋田看護大学
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宮堀 真澄/鈴木
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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宮堀 真澄
日本赤十字秋田短期大学介護福祉学科
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