モチーフ抽出問題に対するカオスモチーフサンプラー法における不応性効果の影響

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概要

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カオスダイナミクスを用いた効果的な組み合わせ最適化技法が提案されている.この技法では,ヒューリスティック解法の実行をカオスダイナミクスが制御することにより過去の探索情報を効率的に記憶する.その結果、カオスダイナミクスを用いた技法は、TSP,QAP,MEP(モチーフ抽出問題)等の種々のNP困難なクラスの問題に対して優れた性能を有することが示されている.この技法においては,カオスニューロンの有する不応性が解探索性能に大きく影響を与え,最適解の探索にとても重要な役割を果たしている.しかし、効果的な探索を実現する為には、不応性効果の制御を行うパラメータ値を適切な値に設定する必要がある.そこで本報では,パラメータ値の設定を容易にするべく,パラメータ値の差異が,MEPの解探索にどのような影響を与えているのかを詳細に解析した.その結果,効果的な探索を行う為には,不応性効果の強さと、ニューロンの発火率が重要であることが明らかとなった.
2007-10-12

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