後期高齢女性のQOLと居住歴・生活・健康状態との関連
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概要
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A町の75歳以上の後期高齢の独居女性32名の生活状況の実態を把握し,高齢者のQOLや社会活動と,居住歴・健康・生活状況との関連を見た.その結果,1)A町の75歳以上独居の女性は,平均居住年数39年,ひとり暮らし年数16.5年であった.2)いきいき社会活動チェック表による社会活動は全般に低く,その中で個人的活動はわずかに高かった.3)高齢者のQOL質問表によるQOLでは,同年齢の女性と比較して,経済的ゆとり満足感,健康満足感が低かった.4)QOLを高める要因としては,個人活動,食事を自分でつくる,毎日風呂に入る,低くする要因としては,一人暮らし年数,年齢,外出制限,不眠であることが示唆された.
著者
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森下 路子
長崎大学医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
-
川崎 涼子
長崎大学医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
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中尾 理恵子
長崎大学医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
-
半澤 節子
自治医科大学看護学部
-
中尾 理恵子
長崎大学医学部保健学科
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