介護福祉士・看護師のバーンアウト傾向とストレス要因の関係
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概要
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介護福祉士、看護師はともにヒューマンサービスの典型的な職種であり、バーンアウトが多発しやすい専門職である。社会福祉施設では、家庭での介護が困難な高齢者が入所しており、特に認知症の場合、その対応に時間的余裕と継続的な介護が要求される。介護福祉士は専門職であるが、その業務内容は介護だけでなく居室の環境整備等、範囲が広がりすぎて業務が過重になっている。また、利用者の処遇、日常生活の支援等は気力と労力を要する。今回、調査で介護福祉士・看護師双方とも「同僚とのコンフリクト」、「業務の過重」等からのストレス要因でバーンアウトの「脱人格化」傾向になったり、「役割の過重」等で「情緒的消耗」に陥りやすいことが明確になった。まだ、バーンアウト状態ではないが、その徴候がでてきている。このような状態で業務に従事することは利用者に悪影響を及ぼすことになる。これらを放置するのではなくまた、個人的レベルでの対応でなく、職種、施設全体で改善に取り組むことが重要である。
- 北陸学院短期大学の論文
- 2006-12-01
著者
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