専門科目の理解に必要な語彙指導のあり方の研究 : 保育者養成校としての取り組み
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概要
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保育士養成校において学生が学ぶ科目のうち、授業理解に際して専門用語が多く用いられている「小児保健」の分野に着目し、今回、用語プリントを活用した授業実践を行った。その集計をもとに、現場の保育士がどの程度これらの専門用語を理解し、また必要と考えているかについての調査・比較を行った。その結果、用語プリントを活用することで学生の理解が促進されること、また、学生が学ぶべき語と現場保育士が実際に理解している語が必ずしも一致していないことの2点が明らかになった。これらの結果を踏まえ、科目担当者は学生が当然理解しているであろうと思われる専門用語についても、充分な理解をもたない学生がいるということを前提に、適宜解説を加えたりテキストを吟味したりするなど、学習環境に十分配慮をしていかなければならない。今後も「日本語表現法」の指導を専門科目に応用しながら関わることで、より効果的な語彙指導が可能になることが予想される。
- 北陸学院短期大学の論文
- 2007-04-20
著者
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