教科書所収の「羅生門」における脚注の比較 : 学生の語彙理解に関する一考察
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概要
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基礎学力の低下、特に語彙力の低下は、高等教育機関における講義理解において大きな影響を与えている。そのため、教授する側は、学生の語彙力の実態やレベルを把握したうえで授業を進めていかねばならない。本稿では、高等教育機関において教授する側の参考とすることを目的に、高等学校国語の教科書に収録されており、ほとんどの高校生が学ぶ共通教材である小説「羅生門」の脚注の比較を行った。その結果、時代による差だけでなく、同時代であっても出版社により脚注を付けられた語に差異があるということが明らかになった。この結果を基に、授業時における説明の仕方を含め、今後の語彙指導のあり方を検討していかねばならない。
- 北陸学院短期大学の論文
- 2006-12-01
著者
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