フィールド言語学にロジスティック回帰分析は寄与しうるか
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概要
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米国の高名な社会言語学者Labovが打ち立てた変異理論では,多変量解析の手法としてロジスティック回帰分析がよく使われる。日本でも医学ではロジスティック回帰分析が多用されている。しかし,日本のフィールド言語学では「林の数量化理論III類」が多変量解析の主流であり,ロジスティック回帰分析はあまり見かけない。その理由は,ロジスティック回帰分析に関する分かりやすい解説書が存在しないことにくわえて,日本のフィールド言語学における有効性を具体的に示した研究が数例しか存在しないからだと考えられる。本研究は,ロジスティック回帰分析の仕組みについて理解しやすい説明を行うとともに,フィールド言語学におけるデータ解析の実例を示した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-01-27
著者
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