豚肉中の呈味および生理機能成分に及ぼす製茶くず給与の効果(第1報) : 単飼による肥育後期からの給与試験(西九州大学)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本研究では、茶くず(2%、4%)を豚に給与することにより、安全で高機能性の豚肉の開発が可能かどうかについて検討を行った。飼料に茶くずを添加することにより、豚肉中の旨味成分(イノシン酸、グルタミン酸)は増大した。しかし、カロテン類、レテノールについては、茶くずの影響はみられなかった。豚肉の脂身中のビタミンE含有量は、茶くず給与によって有意に増大した。カテキン類については、肉への移行は確認されなかったが、血漿中に(-)-エピガロカテキンやカテキンの代謝物と推定される成分の存在が認められた。官能検査については、やわらかさやジューシーさ、総合評価で茶くず2%添加区がコントロール区よりも有意に好まれない傾向であった。
西九州大学の論文
2006-03-01

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク