80kHz Tilted Toroidal Beamトランスデューサを用いたQPSK音響通信(水中音響)
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概要
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海底設置型の観測機器或いは海底付近で観察・作業を行う無人探査機と高速の音響通信を行うための,広帯域のトランスデューサを開発した.中心周波数は80kHz,帯域幅は40kHzである.本トランスデューサはトロイグル型のビームパターンを持つため,サイドローブが海底反射波となって,通信に悪影響を与えることが懸念される.このため,ランプシェードのような形状の反射板を取り付けること,およびビーム軸を上方に傾けることにより,下側のサイドローブを低減することを試みた.このトランスデューサを用いて水深約1,000mの海底付近においてQPSK変調方式を用いて通信実験を行った.本実験により,通信距離約200〜370mにおいて,伝送速度80kbpsの通信が可能であることを示した.
- 2006-08-18
著者
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