縫製作業における疲労の研究 : 第2報
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概要
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1)健康な40名の女子学生に対し,135分の作業時間をI型〜IV型の4つの作業形態に設定し,各型ごとに縫製作業前,縫製作業後のフリッカー値を測定し,各作業型の疲労の検討を行った。2)I型は35分作業3回の間に15分間,2回の休憩時間をもつもの,II型は45分,40分,40分の作業と各5分,2回の休憩をもつもの,III型は60分間作業2回に15分1回の休憩をもつもの,IV型は120分間連続作業をするものである。なお無作業の状態でもフリッカー値を測定し対照とした。3)I型からIV型へと移行するにつれて,フリッカー値は強く低下を示した。I型は作業回数の進行とともにフリッカー値の漸進的低下を示し,II型は2回目の作業終了時に,フリッカー値の低下は底をうつ傾向にあり,3回目の作業終了時のフリッカー値は,II型に近い値をとった。III型,IV型では2回目,1回目の作業終了時に望ましくない,フリッカー値の低下限界とも考えられる4%をこす低下が認められた。4)自覚的疲労度とフリッカー値の間には,明らかな相関を見いだすことはできなかった。5)以上の結果から,135分間内に限った縫製作業においては,II型が最も能率的で,疲労も少い作業形態と考えられる。
- 島根県立大学短期大学部の論文
- 1983-03-31
著者
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