タンガニイカ湖産小型二枚貝 Grandidieria burtoni の繁殖生態
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概要
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タンガニイカ湖固有の小型二枚貝Grandidieria burtoniは一年中繁殖していたが, その活動には季節的な変化があり, 植物プランクトンの豊富な9-10月に雌の妊卵期が最も高かった。抱卵数は52∿624卵, 平均卵径は0.4 mmで, 大卵少産型の繁殖戦略を持っていた。稚貝は保育嚢(内鰓内)で孵化前から生長を開始し, 殻長が約0.5 mmで孵化した。保育嚢内でみられた稚貝の最大殻長は0.63 mmで, おそらくこの頃に水中に放出され, 底生生活に移行するものと思われた。
- 日本貝類学会の論文
- 1990-08-31
著者
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