マガキにおける殻室形成の顕微鏡的観察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The growth front of paper shell obtained from a chambered oyster, Crassostrea gigas, was observed with light and scanning electron microscopes. In the very early stage of paper shell growth, many small, granular shell materials are randomly distributed in the membrane-like materials on the jelly-like material which is observed to be present on the interior surface of the shell. These small, granular shell materials are covered with a layer of larger circular disc shell materials. These circular disc shell materials which keep separate, gradually bind together, and make a thin brittle paper shell. Then, as it is covered with some structures such as comb, cracker, foliated and chalky deposits, the thin paper shell becomes thicker and harder, and makes a wall of the shell chamber. It is remarkable that the process of paper shell formation occurs on soft jelly-like material. It seems to be a new type of shell formation. Use of this early stage of paper shell as a material for the study of shell formation may be promising.
- 日本貝類学会の論文
- 1987-12-31
著者
関連論文
- 日本における海産生物の人為的移入と分散 : 日本ベントス学会自然環境保全委員会によるアンケート調査の結果から
- P11. サキグロタマツメタの捕食行動 : なぜアサリの左殻に穴を開けるのか?(日本貝類学会平成19年度大会(豊橋)研究発表要旨)
- シロウリガイ類飼育の試み
- 宮城県志津川湾におけるミネフジツボの個体群動態
- 17. 有明海におけるシカメ型カキの再発見(日本貝類学会平成 9 年度大会(神戸)研究発表要旨)
- 震度6の地震…その時,大学では何が起こったか(支部のページ)
- 19. シチョウシンカイヒバリガイの幼生・稚貝,貝殻微細構造の観察とチムニー付着個体群の変動(日本貝類学会平成19年度大会(豊橋)研究発表要旨)
- オージーグループの一員として参加した国際会議
- 輸入アサリに混入して移入する生物-食害生物サキグロタマツメタと非意図的移入種
- 博物館・水族館の収蔵標本から見た日本の海洋移入ベントスの現状(2003年収蔵目録調査から)
- P1.ヒザラガイは沖縄にも分布する(日本貝類学会平成16年度大会(東京)研究発表要旨)
- 17.浅海と深海をつなぐ貝,ヒラノマクラとホソヒラノマクラ(日本貝類学会平成16年度大会(東京)研究発表要旨)
- 深海性二枚貝における埋在と付着の意義
- 南西諸島海域・日本海溝における深海性二枚貝類の外套腔に生息する多毛類(予報)
- 13. ヒザラガイの殻板形成(日本貝類学会平成 11 年度(創立 70 周年記念)大会(東京)研究発表要旨)
- 4. 蛍光色素とエッチングによるヒザラガイ鱗片と貝殻の成長解析(日本貝類学会平成 10 年度大会(名古屋)研究発表要旨)
- 3. ヒザラガイの歯舌形成と鉄の吸収(日本貝類学会平成 10 年度大会(名古屋)研究発表要旨)
- 2. 消化管内容物からみたヒザラガイの食性(日本貝類学会平成 10 年度大会(名古屋)研究発表要旨)
- 1. ヒザラガイ初期生活史の解明(日本貝類学会平成 10 年度大会(名古屋)研究発表要旨)
- 31. カサガイ類, ヒザラガイ類歯舌の構造と元素組成の特性(平成 6 年度大会(東京)研究発表要旨)
- 14. マガキ貝殻形成前線の構造と元素マッピング(平成 2 年度日本貝類学会総会研究発表)
- 宮城県長面浦のナガガキ
- 23. マガキの殻室構造と形成の特性(日本貝類学会創立 60 周年記念大会(昭和 63 年度総会))
- PIXE法によるマガキ軟体部中の元素の同時分析〔英文〕
- マガキにおける殻室形成の顕微鏡的観察
- 非意図的移入種による水産被害の実例-サキグロタマツメタ(水産業と外来生物)
- 国際会議を主催する
- タイのカキ養殖の現状と今後の展望
- もうひとつの海の利用 : 海洋療法
- 1. ヒザラガイ変態前後のカルシウムの挙動と初期殻板形成の特徴(平成 12 年度大会(山口)研究発表要旨)
- 30. ヒザラガイはハゲるのか?蛍光色素標識法によるヒザラガイ硬組織の成長過程の解析(日本貝類学会平成 9 年度大会(神戸)研究発表要旨)
- 18. 海産貝類組織における金属顆粒の分布と特性(平成 8 年度大会(鳥羽)研究発表要旨)
- 15. シャコガイ科 4 種の軟体部組織における元素濃度(平成 4 年度大会(神戸)研究発表要旨)
- 北上川に遡上するシロザケの耳石表面元素組成比の変化
- 4. 海産貝類の歯における構成元素の分布と化学形(平成 5 年度大会(千葉)研究発表要旨)
- サンマの生化學的研究-I : 一般成分
- 魚類によるヴェルドヘモクローム生成-II : 生成能の各種動物組織における分布とサンマ肝の細胞内分布
- ドジョウの排卵刺激によるプロスタグランジン-F2αの変化
- 魚類の胆汁色素
- 14. 海産貝類における歯舌構成元素の化学的特性(平成 4 年度大会(神戸)研究発表要旨)
- 外来性巻貝サキグロタマツメタの松川浦における移入および分布
- 深海性二枚貝の幼生研究と今後の展望
- ホタテガイの産卵機構に関する薬理学的検討〔英文〕
- Localization of monoamines in the central nervous system and gonad of the scallop Patinopecten yessoensis.
- シャコガイ科4種の軟体部組織における元素濃度〔英文〕
- 穿孔性多毛類Polydora属による北海道,東北地方沿岸のホタテガイの侵蝕状況
- 海産二枚貝におけるリゾチ-ムの存在と特性
- PIXE法によるマガキ軟体部中の元素の同時分析〔英文〕
- 軟体動物の生体防御機構-1-ホタテガイ組織における殺菌素と凝集素の活性
- オホ-ツク海沿岸,特に網走海域のホタテガイにおける穿孔性多毛環虫Polydora属の侵蝕状況
- 海産動物の組織ホモジネ-トにおけるプロスタグランジン生合成〔英文〕
- シンクロトロンマイクロビ-ムによるマダイの鱗の走査分析〔英文〕
- マガキ組織における凝集素と殺菌素の活性〔軟体動物の生体防御機構-2-〕
- 穿孔性ポリドラ(多毛綱,スピオ科)に侵蝕されたホタテガイ,マガキの貝殻微細構造〔英文〕
- 東北地方太平洋沖地震の二枚貝への影響 : 震災から1年半後の現状と今後の展望
- シロウリガイ類飼育の試み