外来性巻貝サキグロタマツメタの松川浦における移入および分布
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概要
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福島県松川浦において,サキグロタマツメタの分布や駆除実態を調査した。その結果,本種が他の水域からのアサリ移植種苗に混入していることを確認した。分布の初記録は 2002 年 5 月にみられ,その後 2004 年にかけて松川浦全域へ拡大した。2004 年から 2010 年にかけてサキグロタマツメタの分布密度は大きく低下しておらず,アサリ食害軽減のためには駆除努力を強化する必要があると考えられた。
- 2011-11-15
著者
-
大越 健嗣
石巻専修大学理工学部
-
大越 健嗣
石巻専修大学理工学研究科
-
大越 健嗣
石巻専修大・理工・生物生産工
-
鈴木 孝男
東北大学大学院理学研究科生物学専攻
-
鈴木 孝男
東北大学大学院生命科学研究科
-
加藤 靖
福島県水産試験場相馬支場
-
冨山 毅
福島県水産試験場相馬支場
-
佐藤 利幸
福島県水産試験場相馬支場
-
亀岩 翔太
石巻専修大学理工学部
-
杉林 慶明
石巻専修大学理工学部
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