ヒラメ天然魚における無眼側体色異常のパターンと出現頻度
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概要
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ヒラメ人工放流魚の特徴として知られる無眼側体色異常は,天然魚でも生ずる場合がある。福島県の4つの市場において水揚げされたヒラメ天然魚について,体色異常状況をのべ54回調査した。観察した天然魚10970尾のうち,体色異常を呈したものは130尾,そのうち市場で放流魚として扱われたものは29尾であった。特に,尾部付近や胸鰭付近に黒化部分か生ずる場合が多かった。これらの天然魚を放流魚と区別するには,天然魚に生ずる体色異常の特徴の把握と背鰭鰭条数の計数が有効であった。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2008-03-15
著者
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冨山 毅
福島県水産試験揚:(現)福島県水産試験場相馬支場
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水野 拓治
福島県水産試験揚
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渡邉 昌人
福島県水産試験揚
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藤田 恒雄
福島県水産試験揚
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川田 暁
福島県水産種苗研究所
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藤田 恒雄
福島県水産試験揚:(現)福島県水産事務所
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水野 拓治
福島県水産試験揚:(現)福島県庁
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冨山 毅
福島県水産試験場相馬支場
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藤田 恒雄
福島県水産試験場
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