3-amino-1, 4-dimethyl-5H-pyrido[4,3-b] indole(Trp-P-1) 及び 3-amino-1-methyl-5H-pyrido[4,3-b] indole(Trp-P-2)のラット骨髄細胞を用いる in vivo での急性及び亜急性試験

概要

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3-amino-l, 4-dimethyl-5H-pyrido [4, 3-b] indole<Trp-P-1>及び3-amino-l-methyl-5H-pyrido [4, 3-b] indole (Trp-P-2)のラット骨髄細胞を用いるin vivo での急性及び亜急性試験を行った。Trp-P-2の腹くう内投与によるラツト骨髄細胞における染色体異常は,10^<-4>-10^<-1>mmole/kgの範囲で量反応関係が得られた。染色体異常の出現頻度は投与3時間後より上昇しはじめ6時間後に約7%と最高となり,その後はゆるやかに減少して36時間後に対照群に接近している。一方,Trp-P-2は10^<-1>mmole/kgを腹くう内投与後6時間及び24時間処理により,有意の染色体異常は認められなかった。24時間間隔で5回投与し,最終投与6時間後に染色体分析を行う亜急性試験の結果,10^<-3>-0.5×10^<-1>mmole/kgの範囲で量反応関係が得られた。No.1及びNo.2染色体上のgapとbreakの分布は,7,12-dimethylbenz<a>anthraceneによるものと類似していた。