災害時看護管理実習における授業評価と今後の課題
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概要
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1995年の阪神淡路大震災後、災害看護学分野確立の必要性や災害看護教育に関心が持たれるようになった。雲仙普賢岳噴火災害を経験した地域特性として、本学では4年次に災害時看護管理実習を行っており、今年度2回目の実習を終えた時点で、今後の授業改善の課題を明らかにする目的で学生による授業評価を行った。実習内容の12項目、A.課題学習のテーマ設定、B.災害医療と看護の講義、C.心肺脳蘇生法の理論の講義、D.心肺脳蘇生法の演習、E.長崎県の災害救援体制の講義、F.島原被災復興状況の説明、G.島原被災者の体験談、H.被災関連施設見学、I.災害時の看護管理体制と看護職としての被災体験談、J.県立島原病院施設見学、K.火砕流被災者の救急処置、L.課題学習報告会、について、6つの視点「a.内容は適切であった」「b.媒体は適切であった」「c.時間は十分であった」「d.実習要項を見て期待した内容と一致していた」「e.実習目的・目標が達成できた」「f.意欲的に取り組んだ」から4段階の評価を行った。その結果、今後の授業改善のための4つの課題が確認できた。
著者
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