スポロトリコーシス病変部における局所免疫応答の解析 : Th1型サイトカインの局所発現
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概要
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多くの感染症では,感染の場においてTh1あるいはTh2いずれかのサブセットが選択的に活性化され,それによって感染に対する宿主の免疫応答の方向が調節されている。我々はスポロトリコーシス病変部における局所免疫応答につき解析した。病変部には,CD4陽性細胞とCD68陽性細胞が著明に浸潤していた。これら浸潤細胞の病変部における機能的役割を明らかにするため,RT-PCR法を用いてサイトカインの局所発現パターンを検討した。その結果は,Th1型細胞の選択的活性化とマクロファージの活性化を示唆するものであった。また,スポロトリコーシス患者のPBMCは,スポロトリキン抗原の刺激で高レベルのIFN-γを産生した。以上の結果からスポロトリコーシス患者では,感染に伴い感染局所においてもS. schenckii特異的細胞性免疫が誘導され,局所での感染菌の排除や,全身臓器への拡散防止に機能していることが示唆された。
- 北里大学の論文
- 1996-02-29
著者
-
勝岡 憲生
北里大学医学部皮膚科学教室
-
増澤 幹男
北里大学医学部皮膚科学教室
-
宮田 聡子
北里大学医学部皮膚科
-
藤村 響男
北里大学医学部・皮膚科学
-
藤村 響男
北里大学皮膚科
-
藤村 響男
北里大学医学部皮膚科学
-
藤村 響男
北里大学 医学部 皮膚科
-
藤村 響男
北里大(医)
-
勝岡 憲生
北里大学医学部皮膚科
-
増澤 幹雄
北里大学医学部皮膚科学教室
-
六車 香里
北里大学医学部・皮膚科学
-
増澤 幹男
北里大学医学部皮膚科
-
増澤 幹男
北里大学医学部・皮膚科学
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