低周波側に減衰極を持つ60GHz帯誘電体導波管型フィルタ(移動通信ワークショップ)

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概要

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60GHz帯トランシーバへの適用を目的として、通過帯の低周波側に減衰極を持つ3段誘電体導波管型フィルタを開発した。誘電体導波管型共振器は、両面をメタライズした誘電体基板内に、内壁をメタライズしたスルーホール列を形成することにより、構成されている。今回、フィルタ基板上に、付加的なコプレーナ線路を形成することにより、通過帯の低周波側に減衰極を導入した。中心周波数の異なる4種のフィルタを試作し、それぞれについて、挿入損失〜2dB@中心周波数63、64、65、66GHz、3dB帯域幅〜3GHを得た。また、通過帯低周波側の抑圧特性の大幅な改善を確認し、抑圧量〜30dB@低周波側3GHz離れを得た。チップサイズは、3.4×3.6mmである。
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-02-24

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