<国立科博専報>対馬における地下性動物の調査
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概要
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No biospeological works have hitherto been made in the Islands of Tsushima. This is largely due to the lack of natural cavities in these islands, though the occurrence of certain phreaticolous animals has been known in the town of Izuhara. During the collecting trip to the Tsushimas made in the autumn of 1969 as a part of the Natural History Research Project of the National Science Museum, Tokyo, the authors endeavoured to collect subterranean animals at various places of the islands. They examined the waters from twentyeight wells and explored an abandoned mine, obtaining a considerable number of small animals belonging to many groups. Some of them (e. g., turbellarians, archiannelids, freshwater worms, etc.) were not satisfactorily fixed and not useful for taxonomic studies. Most of the specimens of the other groups are, however, in good condition and are now being studied by the specialists of respective animals. It seems premature to delineate at this moment the characteristics of the subterranean fauna of the Tsushimas, since several important groups of animals (e. g., ostracods, cyclopoid copepods, springtails, etc.) have not been identified yet. However, it can safely be said that in the underground domain of the Tsushimas, terrestrial forms are very poor as compared with aquatic ones, and that the fauna as a whole shows a closer relationship with that of Korea than to that of West Japan. The latter phenomenon is especially apparent in malacostracan crustaceans and other animals of archaic type. On the contrary, the forms that are closely related to the West Japanese fauna seem to be relatively recent in their origin. They are usually not much differentiated, with the exception of mideopsid water mites, whose speciation may have been accomplished rather rapidly after the isolation of the Islands of Tsushima.
- 国立科学博物館の論文
- 1970-10-20
著者
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