ウシ異常産から分離されたパリアム血清群ウイルスの生化学的性状
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概要
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ウシの流行性異常産の原因と疑われているパリアム血清群ウイルスK-47株の生化学的性状を検索した. ウイルスゲノムの分子量は11.75×10^6と推定され, 分子量2.35×10^6から0.32×10^6の10分節2本鎖RNAからなることがSDS-PAGEで示された. 免疫沈降法により23K〜130Kの10種の構造タンパク質が検出され, 3種(95K, 86K, 23K)が主要構造タンパク質と考えられた. ウイルス粒子にはMg^<2+>依存型RNAポリメラーゼ活性が認められ, アクチノマイシンDにより阻害されなかった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1988-06-15
著者
-
原澤 亮
宮崎大学農学部家畜微生物学講座
-
三浦 康男
農林水産省家畜衛生試験場海外病研究部
-
三浦 康男
農林水産省家畜衛生試験場
-
後藤 義之
(独)農業技術研究機構動物衛生研究所
-
吉田 辰己
宮崎大学農学部家畜微生物学教室
-
岩下 修
宮崎大学農学部家畜微生物学教室
-
後藤 義之
農林水産省家畜衛生試験場九州支場
-
三浦 康男
農林水産省北海道農業試験場
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