マカカ属のサルにみられた慢性膵炎
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概要
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18頭のマカカ属のサルにおける慢性膵炎を病理組織学的に検索した. 膵病変はその拡がりと分布状態から瀰慢性,多巣状性,巣状性に分けられ,それぞれ10例, 4例, 4例に認められた. いずれの型においても,主な組織学的変化はリンパ球・形質細胞を主体とした炎性細胞浸潤と小葉間および小葉内線維化であり,さまざまな拡がりを示した. 好中球浸潤は比較的軽度であったが,ときに多数の好中球浸潤を伴う小壊死巣が認められた. 多巣状性病変と瀰慢性病変の個々の炎症性反応は極めて類似の性格を持つことから,巣状急性膵炎から多巣状慢性膵炎ヘ移行し,最終的に瀰慢性慢性膵炎像が形成されたと思われた.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1988-04-15
著者
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奈良間 功
生物科学技術研究所
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奈良間 功
(株)生物科学技術研究所
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土谷 稔
(株)生物科学技術研究所
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奈良間 功
摂南大学薬学部薬物安全科学研究所
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土谷 稔
(株) 三菱化学安全科学研究所
-
土谷 稔
生物科学技術研
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