トールフェクス放牧草地における純生産量の季節変化
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概要
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トールフェスク放牧草地において,純生産量について3年間連続して調査を行った。トールフェスク放牧草地の地上部現存量は,他の寒地型草種主体の放牧草地に比べて,より高い水準で推移し,特に夏季以降顕著であった。また,年間の牧草採食量は1.104.69DM/m^2/yearであり,他の寒地型草種主体の放牧草地より多い傾向がみられた。トールフェスク放牧草地の純生産量は,春季に高く,夏季に一旦低下した後,秋季には他の寒地型牧草種主体の放牧草地とは異なり春季の水準以上に回復し,冬季に低下する季節変化の傾向を示した。年間の純生産量は,2年間の平均で2,95.0gDM/m^2/年であり,他の寒地型牧草種主体の放牧草地よりも高いと考えられた。
- 日本草地学会の論文
- 2000-01-31
著者
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黒川 勇三
広島大学大学院生物圏科学研究科
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黒川 勇三
東京農工大学農学部
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塩谷 哲夫
東京農工大学農学部
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黒川 勇三
東京農工大学
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田中 治夫
東京農工大学
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鈴木 康代
東京農工大学農学部
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飯島 吉晶
東京農工大学農学部
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塩谷 哲夫
東京農工大学大学院農学研究科
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塩谷 哲夫
東京農工大学農学部付属府中農場
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黒川 勇三
東京農工大 大学院連合農学研究科
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塩谷 哲夫
東京農工大学
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田中 治夫
東京農工大
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