タイ国産のツマグロキンバエ亜科の 3 新種(双翅目 : クロバエ科)
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概要
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1975年に行われた南アジア太平洋地域における衛生上重要な双翅類昆虫の動物地理学的研究(文部省海外学術調査)の際タイ国で採集された標本を検査した結果, ツマグロキンバエ亜科の3新種が見出されたので, ここにStomorhina siamensis sp. nov.サイアムツマグロキンバエ(新称), Borbororhinia laojanae sp. nov.ラオジャナツマグロキンバエ(新称), Sumatria chiekoae sp. nov.チエコツマグロキンバエ(新称)として記載し, 雄外部生殖器の特徴を図示した。いずれも検索表にとり上げた外部形態的特徴により, 近縁種Stomorhina discolor (Fabricius), Borbororhinia bivittata (Walker), Sumatria flava (Villeneuve), S. vittata Perisから区別される。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1992-03-15
著者
-
倉橋 弘
感染研昆虫医科学部
-
倉橋 弘
国立予防衛生研究所
-
Tumrasvin W
Department Of Medical Entomology Faculty Of Tropical Medicine Mahidol University
-
Tumrasvin Watanasak
Department Of Medical Zoology Faculty Of Medicine Tokyo Medical And Dental University:(present Addre
-
Tumrasvin Watanasak
Department Of Medical Entomology Faculty Of Tropical Medicine Mahidol University
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