コガタアカイエカの殺虫剤感受性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Insecticide susceptibility of 4th instar larvae and adults of Culex tritaeniorhynchus summorosus was studied using dipping method and topical application method. The mosquitoes of OK7 strain were reared and maintained from eggs laid by wild-caught adults in Osaka district, 1967. The following results were obtained. 1. LC_<50> of 13 insecticides were determined and may be divided into four groups as follows in descending order : 1) dursban, karphos, abate, Dowco 214 and methyl-parathion 2) fenthion, pp'-DDT and trichlorfon 3) fenitrothion, fenchlorfos, diazinon and malathion 4) γ-BHC. Gamma BHC was most inferior to above chemicals. 2. The larvae of OK7 strain were highly resistant to DDT and BHC. The LC_<50> of pp'-DDT in OK7 strain was ten times more than that of Okayama colony, and that of γ-BHC 250 times more than that of Jindaiji colony. From the data of insecticide susceptibility of C. tritaeniorhynchus summorosus larvae reported by several workers from various localities in Japan, this mosquito seems to have developed more and more resistance to DDT and BHC with years. 3. Refering to the degree of susceptibility to the organophosphorous compounds, the OK7 strain seems to stand at the medium position among the strains reported. 4. The effect of temperature on the toxicity of insecticides was tested with larvae. The toxicity of pp'-DDT and γ-BHC was showed to increase with lower temperature and that of fenitrothion and fenthion to behave reversely.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1974-02-15
著者
関連論文
- 有害鱗翅目昆虫の研究(第 9 回大会講演要旨)
- 越冬コガタアカイエカの年齢 (第 18 回大会講演要旨)
- 幼若ホルモン類似体 methoprene の蚊に対する効果
- 16 合成幼若ホルモン類似体 ZR-515 の蚊に対する効果
- コガタアカイエカ Culex tritaeniorhynchus Giles の個体数が吸血率に及ぼす影響とその日本脳炎流行との関連について
- 1968 年大阪府下におけるコガタアカイエカの生態と日本脳炎ウイルス保有状況に関する調査(第 21 回大会講演要旨)
- 大阪府下各地におけるライトトラップによる蚊成虫採集成績, 水田地帯と都心部の比較検討(第 21 回大会講演要旨)
- 薬剤撒布が蚊幼虫と捕食虫に及ぼす影響(第 21 回大会講演要旨)
- 大阪府下各地における薬剤散布によるコガタアカイエカ幼虫駆除実施成績 : 2) 大阪府下, 守口, 門真, 寝屋川三市合同水田対策(第 21 回大会講演要旨)
- 大阪府下各地における薬剤散布によるコガタアカイエカ幼虫駆除実施成績 : 1) 薬剤散布実施成績と生育に及ぼす影響(第 21 回大会講演要旨)
- 1967 年大阪府下におけるコガタアカイエカの生態と日本脳炎ウイルス保有状況にかんする調査 : 2. 和泉市における調査成績, とくにコガタアカイエカの生理的年齢構成の季節的変遷について(第 20 回大会講演要旨)
- 1967 年大阪府下におけるコガタアカイエカの生態と日本脳炎ウイルス保有状況にかんする調査 : 1. 府下各地における蚊成虫の採集成績と日本脳炎ウイルスの保有状況(第 20 回大会講演要旨)
- 1970 年大阪府におけるコガタアカイエカの生態と日本脳炎ウイルス保有状況について(第 23 回大会講演要旨)
- ハマダライエカ群の形態学的研究 : 第 1 報翅の斑紋と翅脈相
- 7 ハマダライエカ群の研究第 1 報 : 3 種雌成虫の翅の斑紋
- 86 グァテマラ産 Simulium colvini のオンコセルカ症伝播能について
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 2. 患者数との関係におけるコガタアカイエカの発生消長に対する日本脳炎ウイルス感染蚊の出現時期の早晩と蚊の発生量(1967-1986年)
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 1. 水田面積, 家畜飼育農家戸数の減少と患者の発生状況(1965-1986年)
- 大阪附近のサシバエ類について特に雄虫外部生殖器の特性(第 3 回大会講演要旨 II)
- 大阪附近のサシバエ類について
- 50 ハマダライエカ群の研究 : II 日本産 2 種の翅脈相
- 2 蚊の走査電子顕微鏡的研究 : (6) 日本産ヤブカ, ヌマカ, チビカ属の卵
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 3. 豚へのワクチン接種によるコガタアカイエカの感染と患者の発生に対する効果
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 1. ドライアイストラップとエマージェンストラップによる採集成績
- 24 日本脳炎ウイルス感染蚊と非感染蚊の同時吸血による非感染蚊の汚染第 2 報
- 7 大阪府におけるコガタアカイエカの発生消長と日本脳炎ウイルス感染蚊出現の近年の様相について
- 3 大阪府におけるコガタアカイエカ発生数の年次変動と日本脳炎ウイルス保有状況について
- 2 生駒山頂における蚊の採集成績, 特にコガタアカイエカの生理的年齢について
- 7 大阪における越冬コガタアカイエカの調査成績
- 35 日本脳炎ウイルスの mechanical transmission について
- 32 記号放逐法によるコガタアカイエカの産卵前期間の推定
- 72 野外におけるコガタアカイエカの生存率の推定 : 2. 牛舍に集まる蚊個体群の大きさと〓産蚊率との関係
- 71 野外におけるコガタアカイエカの生存率の推定 : 1. Gonotrophic cycle について
- 2 コガタアカイエカの発生におよぼす気象條件の影響についての検討 (予報)
- コガタアカイエカ幼虫駆除についての防疫薬剤および農薬による駆除の比較検討(第 22 回大会講演要旨)
- 1969 年大阪府におけるコガタアカイエカの生態と日本脳炎ウイルス保有状況について(第 22 回大会講演要旨)
- 野生ドブネズミの毛色の遺伝 : 予報(生態・細胞形態・遺伝)
- コガタアカイエカの殺虫剤感受性について
- 西日本産ハエ類の分布に関する知見(第 16 回大会講演要旨)
- 大阪地方のツツガムシの研究 (第 3 報) (第 10 回大会講演要旨)
- イエバエ成虫の age と生殖能力との関係 : 蠅の増殖機構に関する研究 第 4 報 (第 10 回大会講演要旨)
- 生駒山頂における蚊の採集成績, 特にコガタアカイエカ Culex tritaeniorhynchus summorosus の生理的年令について
- 22 アオキツメトゲブユの季節的消長
- 7 大阪府下におけるコガタアカイエカの発生と日本脳炎ウイルス保有蚊出現の近年の様相
- 野外におけるコガタアカイエカの gonotrophic cycle
- 11 コガタアカイエカ休眠雌の活性化に関する温度と日長の影響
- コガタアカイエカ幼虫の発育に及ぼす温度と日長の影響
- 対馬産蚊族の調査成績(第 13 回大会講演要旨)
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 4. 越冬蚊と新生蚊の出現に及ぼす温度の影響
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 3. 丘陵地と平野におけるコガタアカイエカの発生消長の比較
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 2. 越冬蚊の生理的年齢構成と越冬前期の成虫と幼虫の個体数
- 4 オンコセルカ症伝播における各種ブユの役割 : 綜合的考察(グァテマラにおけるオンコセルカ症の衛生動物学的研究)
- コガタアカイエカの年令構成と生存率
- Simulium metallicum と S. ochraceum の Onchocerca volvulus に対する親和性の比較
- 19 グアテマラ産 2 種のブユに対する Onchocerca volvulus 感染実験成績
- 65 牛と馬囮に来襲するブユ相(予報)
- 23 アオキツメトゲブユ成虫の飼育観察(予報)
- 温度と日長が蚊幼虫の発育日数, 死亡率および成虫の翅長におよぼす影響(第 22 回大会講演要旨)
- 5 蚊のコロニゼイション : 第 1 報フトシマフサカ
- 69 蚊のコロニゼイション : 第 2 報ハマダライエカ
- トウゴウヤブカの経産に伴なう卵巣小管の変化(第 16 回大会講演要旨)
- トウゴウヤブカの無吸血産卵について(第 14 回大会講演要旨)
- 翅長の季節的変化にもとづくコガタアカイエカCULEX TRITAENIORHYNCHUS GILESと日本脳炎VIRUSの越冬に関する一考察
- 種々の温度と日長条件下でのシロハシイエカの飼育成績について(第 22 回大会講演要旨)
- コガタアカイエカの越冬について第 2 報(第 20 回大会講演要旨)
- コガタアカイエカの越冬について第 I 報(第 20 回大会講演要旨)
- 長崎市内における蚊成虫のライトトラップ採集成績(第 14 回南日本支部大会講演要旨)