翅長の季節的変化にもとづくコガタアカイエカCULEX TRITAENIORHYNCHUS GILESと日本脳炎VIRUSの越冬に関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
One of the most interesting problems in the natural history of the arthopod-borne viruses is their mechanism of survival during the interepidemic period. Mosquitoes overwintered and trapped in April and May by the dry ice-light trap had longer wings than the summer mosquitoes, while the mosquitoes caught in the fall had shorter wings than the overwintered mosquitoes, though an exceptional specimen of parous female was caught in the Mibayashi district (Fig. 1,Table 1). From the middle of September to October, the wing length of the blood-engorged females caught in the cow shed was as short as those of the mosquitoes collected by the dry ice-light trap. However, the wing length of the mosquitoes emerged from pupae caught in the paddy field, reservoir, and abandoned drain was longer than that of the blood-fed female. The wing length of these mosquitoes was about the same as that of the overwintered female (Fig. 1,2). Experimental data show that the specimens reared in low temperature and short photoperiod had longer wings than those grew in summer (Fig. 3,Table 2). These data indicate that the unfed, nulliparous female was predominant in the hibernating population, and this was probably induced to diapause by the autumnal, short photoperiod and low temperature.
- 日本生態学会の論文
- 1968-12-01
著者
-
吉田 政弘
大阪府立公衆衛生研究所
-
中村 央
大阪府立公衆衛生研究所医動物室
-
伊藤 寿美代
大阪府立公衆衛生研究所:(現)京都府立医科大学医動物学教室
-
伊藤 寿美代
京府医大・医動
-
中村 央
大阪府立公衆衛生研究所
関連論文
- 452 ダニ鼻アレルギーにおけるダニ数と臨床経過, 及び, その予防策(第2報)
- 自宅外泊の際に発作の増悪する施設入院喘息児に対する空気清浄機付ブースの発作抑制効果 : 多施設二重盲検交互試験
- 喘息幼児の血清脂肪酸組成について
- 216 小児における気管支喘息予防対策の新しい試みについて
- 267 チリダニ過敏喘息児に対するマイトフリーブース使用による発作予防効果の検討
- 保健所における気管支喘息予防対策の新しい試み
- セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)の毒腺抽出物のマウスに対する発痛および全身性作用
- B35 日本に上陸したセアカゴケグモについて (6) : 毒腺抽出物の発痛作用
- 大阪府内における管トラップを用いたセアカゴケグモの越冬調査
- 脂肪酸組成からみた栄養摂取と喘息症状との関連
- 132 日本に上陸したセアカゴケグモについて : (1) 冬期における生息状況
- セアカゴケグモLatrodectus hasseltii (Araneae : Theridiidae)除去後の個体群動態
- 各種クリーニング法による毛布の除ダニ効果(第2回研究発表会講演抄録)
- 124 西宮市における学童のアレルギー疾患調査成績(第2報)
- 158 西宮市における学童のアレルギー疾患アンケート調査成績(第1報)
- 181 喘息児住居のチリダニ駆除と喘息発症予防効果 第2報 チリダニ駆除と喘息発症の1年間の推移
- 180 喘息児住居のチリダニ駆除と喘息発症予防効果 第1報 喘息児住居のダニ調査
- 各種殺虫剤のセアカゴケグモ Latrodectus hasseltii に対する殺虫効力
- ダニ対策(寝具への掃除機かけ)による小児喘息症状改善の試み
- 日本におけるセアカゴケグモの分布とそのひそみ場所
- 泉大津保健所管内のセアカゴケグモ分布と駆除対策
- 家庭環境とダニアレルゲン量
- 寝具の管理とダニアレルゲン量
- 喘息患児と健常児の栄養摂取状況の比較
- 喘息ハイリスク児の栄養摂取の実態
- 8 日本に上陸したセアカゴケグモについて (7) 耐寒性試験と冬期における生息状況
- B34 日本に上陸したセアカゴケグモについて (5) : 管トラップ調査
- 133 日本に上陸したセアカゴケグモについて : (2) 低温下における飼育成績
- コガタアカイエカ Culex tritaeniorhynchus Giles の個体数が吸血率に及ぼす影響とその日本脳炎流行との関連について
- 5 イエバエ用ベイト剤(ムスカレッド)の豚舎散布におけるゴキブリ防除効果
- 1 Chironomus salinarius に対するアルトシッド^[○!R]IOF の効果
- 94 アトピットローラーによるチリダニ除去効果
- 227 アトピー素因乳児に対するチリダニ駆除によるチリダニ抗原の感作発症予防効果
- 54 家屋塵中チリダニ抗原量のACAREX TEST, Der PI Der fl-ELISAとチリダニ数との比較検討
- B10 セアカゴケグモの分布拡大と拡散
- B09 日本におけるハイイロゴケグモの分布 (2002)
- B06 都市域における蚊類の推移と環境
- 1. Latrodectus hasseltii(セアカゴケグモ)の個体数動態とその生息域の節足動物種との関係(第56回日本衛生動物学会西日本支部大会講演要旨)
- B29 Latrodectus hasseltii (セアカゴケグモ) 駆除後の個体群動態
- B28 日本におけるハイイロゴケグモの分布
- EB16 セアカゴケグモの分布
- 18.防ダニ加工製品効力評価方法の検討
- B25 セアカゴケグモの分布 (1996〜1998)
- A14 イナトミシオカ Culex modestus inatomii の累代飼育
- 追加発言 チリダニ対策における研究と行政の共同作業 (3 チリダニアレルギーの発症予防 : 患者, 行政, 医動物, 臨床の立場から)
- 家庭内でのダニ環境整備
- アトピー性皮膚炎におけるダニ除去の効果の判定 : 二重盲検試験
- 新しい畳におけるダニ類の発生推移と微生物との関連性
- 室内のダニの生息状況、減少と対策及びその効果
- アレルギ-を無くす住まいは
- 一般店舗におけるゴキブリの防除法の検討(第2回研究発表会講演抄録)
- 大阪府における日本脳炎(日脳)の生態学的研究
- 大阪府における日本脳炎(日脳)の生態学的研究 : 5. 環境条件とコガタアカイエカの発生量, 及び日脳ウイルス分離成績
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 4. 日本脳炎患者数とコガタアカイエカの発生量に及ぼす気象条件の影響, 特に近年の低流行に関連して
- 大阪で捕獲されたセアカゴケグモ毒腺蛋白質の解析結果について
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 2. 患者数との関係におけるコガタアカイエカの発生消長に対する日本脳炎ウイルス感染蚊の出現時期の早晩と蚊の発生量(1967-1986年)
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 1. 水田面積, 家畜飼育農家戸数の減少と患者の発生状況(1965-1986年)
- 24 コガタアカイエカ幼虫の殺虫剤感受性について
- 座長のことば(一般家庭におけるちょっと気になるいやな虫,第24回日本ペストロジー学会大会)
- コガタアカイエカ Culex tritaeniorhynchus 幼虫の水田間の密度差について
- 196 アトピー性皮膚炎におけるダニ除去の効果
- 195 アトピー性皮膚炎患者宅における寝具および寝室の管理と臨床経過について
- 14 寝具類の衛生管理について(第 1 報) : 高密度織物による防ダニ効果
- 大阪府における日本脳炎の生態学的研究 : 3. 豚へのワクチン接種によるコガタアカイエカの感染と患者の発生に対する効果
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 1. ドライアイストラップとエマージェンストラップによる採集成績
- 7 大阪府におけるコガタアカイエカの発生消長と日本脳炎ウイルス感染蚊出現の近年の様相について
- 3 大阪府におけるコガタアカイエカ発生数の年次変動と日本脳炎ウイルス保有状況について
- 2 生駒山頂における蚊の採集成績, 特にコガタアカイエカの生理的年齢について
- 7 大阪における越冬コガタアカイエカの調査成績
- 32 記号放逐法によるコガタアカイエカの産卵前期間の推定
- 72 野外におけるコガタアカイエカの生存率の推定 : 2. 牛舍に集まる蚊個体群の大きさと〓産蚊率との関係
- 71 野外におけるコガタアカイエカの生存率の推定 : 1. Gonotrophic cycle について
- 2 コガタアカイエカの発生におよぼす気象條件の影響についての検討 (予報)
- 182 ダニ抗原に対する遅延型過敏症の誘導と、この系を用いたダニ抗原の室内分布量の解析
- 359 遅延型皮膚反応系を用いたダニ抗原の検出 : 掃除機の集塵袋に捕集されたダニ抗原について
- 34 タンニン酸処理によるダニの抗原性減弱の試み:遅延型皮膚反応を指標として
- 現在の住宅とダニ--健康住宅を目指して (健康な住宅)
- アフリカ産ミドリザル(Cercopithecus aethips)におけるマンソン住血吸虫の感染例(ノ-ト)
- 侵入毒グモの分布拡大・防除に関する研究 (特集 衛生動物に関する最近の話題)
- 大阪府下における害虫等の相談受付けの現状 (特集 自治体におけるそ昆への対応)
- 資料 大阪府における日本脳炎の疫学と日本脳炎ウイルスの生態学的調査(1965年〜1998年)
- 大阪府内の野ネズミ調査--ツツガムシ病に関連して(2001年度)
- コガタアカイエカとシナハマダラカ幼虫の個体群動態に関する一資料
- セアカゴケグモの耐寒性について
- 日本に侵入したセアカゴケグモの低温適応性
- 7 大阪府下におけるコガタアカイエカの発生と日本脳炎ウイルス保有蚊出現の近年の様相
- 野外におけるコガタアカイエカの gonotrophic cycle
- コガタアカイエカ幼虫の発育に及ぼす温度と日長の影響
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 4. 越冬蚊と新生蚊の出現に及ぼす温度の影響
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 3. 丘陵地と平野におけるコガタアカイエカの発生消長の比較
- 大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 2. 越冬蚊の生理的年齢構成と越冬前期の成虫と幼虫の個体数
- 2. 毒グモ侵入その後と対策は(Sat 5 病害動物の生理分子生物談話会 (第 5 回))
- 1 日本に上陸したセアカゴケグモについて : (3) 飼育成績
- 15 SDR 製剤(ディートマイクロカプセル)の室内塵性ダニに対する効果
- 17 野鳥の巣に見られるダニ類について(予報)
- 「かゆみ」被害調査方法について(第4回研究発表会講演抄録)
- 翅長の季節的変化にもとづくコガタアカイエカCULEX TRITAENIORHYNCHUS GILESと日本脳炎VIRUSの越冬に関する一考察
- 各種クリーニング法による一般細菌と真菌類の動向について(第2回研究発表会講演抄録)
- 4 室内塵性ダニ類による被害の実態