大阪府における越冬蚊の生態, とくにコガタアカイエカの越冬に関する研究 : 3. 丘陵地と平野におけるコガタアカイエカの発生消長の比較
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概要
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From April to June Culex tritaeniorhynchus females were collected by dry ice-traps at overwintering site in Izumi-Mibayasi area and also by using sucking tube and net at cow-shed in Izumi-Kurotori area, Osaka Prefecture, 1967-1972. The collection site in Izumi-Mibayasi area was located on terraced rice field area along River Makio, where there were no animal sheds in the immediate vicinity. The cow-shed in Izumi-Kurotori area was situated on a plain area having developed rice-fields, which are the main larval breeding place of Cx. tritaeniorhynchus about 5.5km down the River Makio from Izumi-Mibayasi area. Ovarian dissections revealed that all of Cx. tritaeniorhynchus females collected early in season in the cow-shed were nulliparous. The date for the earliest catch of overwintered Cx. tritaeniorhynchus females was later in Izumi-Kurotori area than in Izumi-Mibayasi area in every year. It may be concluded that a plain area was not the substantial overwintering place of this mosquito. There was a correlation between the number of overwintered females and that of newly-emerged females in Izumi-Kurotori area. But in Izumi-Mibayasi area, the number of overwintered females did not much influence the population density in a new generation. We would say that blood source in a large area of larval breeding place takes the most important part in the population growth of Cx. tritaeniorhynchus.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1986-12-15
著者
-
吉田 政弘
大阪府立公衆衛生研究所
-
中村 央
Osaka Prefectural Institute Of Public Health
-
中村 央
大阪府立公衆衛生研究所医動物室
-
伊藤 寿美代
大阪府立公衆衛生研究所:(現)京都府立医科大学医動物学教室
-
武衛 和雄
(株)大阪製薬
-
武衛 和雄
(現)大阪市立大学医学部医動物学教室
-
伊藤 寿美代
(現)京都府立医科大学医動物学教室
-
伊藤 寿美代
京府医大・医動
-
中村 央
大阪府立公衆衛生研究所
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