セアカゴケグモの耐寒性について
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概要
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大阪府下で採取したセアカゴケグモの耐寒性について調べた。成体および幼体を4∿-10.5℃の温度範囲下に置き, その生死を確認した結果, 耐寒性は齢期, 雌雄などで異なり, 雄成体が最も低温に強く, 本実験で約半数が-10℃において30分間耐えられた。2齢幼体がそれに次いで, ほぼ半数が20分強耐えられた。従って, 本種は北海道を含め, 日本における分布拡大の潜在能力を持っている。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1999-03-15
著者
-
吉田 政弘
いきもの研究社
-
上村 清
丸三製薬
-
吉田 政弘
大阪府立公衛研
-
上村 清
富山医科薬科大学・医学部・感染予防医学研究室
-
松瀬 イネス倶子
Department of Biodefence Medicine, Toyama Medical and Pharmaceutical University
-
吉田 政弘
大阪府立公衆衛生研究所
-
松瀬 イネス倶子
富山医科薬科大学医学部感染予防医学教室
-
松瀬 イネス倶子
Department Of Biodefence Medicine Toyama Medical And Pharmaceutical University
-
松瀬 イネス倶子
富山医科薬科大学医学部
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