コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニの出現パターンに及ぼす温湿度の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The prevalence patterns of the house dust mites, Dermatophagoides farinae (Df) and D. pteronyssinus (Dp), in relation to temperature and relative humidity in the room were investigated at 9 residences located in Tokyo, Kanagawa and Toyama Prefectures. Mite prevalence peaked in the summer season between July and September in most rooms sampled, although a peak appeared in the winter season between December and February in a few rooms. The prevalence could be classified into 3 patterns of Df, Dp and intermediate pattern according to statistical significance in the dominancy of the numbers. When 2 or more rooms were investigated in 1 residence, there was a similarity of the pattern among them. The largest numbers of mites were observed at 60-70% RH in Df and 80-90% RH in Dp, and rising mean temperature resulted in the mite increasing in that month. According to the results analyzed by Spearman's rank correlation test, suitable temperature and relative humidity in the room were considered to be 22.5-32.5℃ and more than 45% RH for Df, and 17.5-32.5℃ and more than 75% RH for Dp, respectively, i. e. Df preferred relatively lower humidity while Dp preferred higher. These results suggest that rising temperature promotes an increase in the number of mites, while relative humidity affects the proportion of both species of mites.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1993-09-15
著者
-
橋本 知幸
日本環境衛生センター
-
橋本 知幸
日本環境衛セ
-
上村 清
丸三製薬
-
田中 生男
日本環境衛生センター環境生物部
-
上村 清
富山医科薬科大学・医学部・感染予防医学研究室
-
田中 生男
日本環境衛生センター 環境生物部
-
田中 生男
日本環境衛セ
-
田中 生男
日本環境衛生センター
関連論文
- A17 液化炭酸ガス製剤のヒトスジシマカに対する野外での効力評価(1) : 寺の墓地における効力評価(第62回日本衛生動物学会大会特集)
- 富山県におけるマダニ人体刺症の40例
- 1 佐々学先生と衛生動物学(第64回日本衛生動物学会西日本支部大会講演要旨)
- 3 レーザー光センサーを用いた家ネズミの探索行動の観察(第61回日本衛生動物学会東日本支部大会講演要旨)
- B29 石川県内の水田近辺で行ったドライアイストラップによる蚊の採集と日本脳炎ウイルス分離の結果(第62回日本衛生動物学会大会特集)
- B10 ヒョウヒダニアレルゲンの定量 : II.ダニアレルゲン簡易検査キット「マイティチェッカー[○!R]」スコアとヒョウヒダニアレルゲン量の相関に関する実験的検証(第62回日本衛生動物学会大会特集)
- B09 ヒョウヒダニアレルゲンの定量 : I.ヒョウヒダニ数とアレルゲン量の相関に関する実験的検証(第62回日本衛生動物学会大会特集)
- シャガス病ベクター Triatoma dimidiata に対する殺虫剤の室内効力試験
- 23 チャガス病媒介サシガメ Triatoma dimidiata に対する数種殺虫剤の基礎効力
- 4 衛生動物学会と関連学会との関係を問う(第64回日本衛生動物学会西日本支部大会講演要旨)
- エアーカーテンによる昆虫類の侵入抑制効果
- 東京都内の29小中学校の環境アレルゲンとしてのダニ数及びアレルゲン調査
- 神奈川県内の幼稚園と小学校10校における室内塵性ダニ数とダニアレルゲン量の調査
- 4 神奈川県某市内の幼稚園・小学校におけるダニ汚染状況調査(一般講演,第58回日本衛生動物学会東日本支部大会講演要旨)
- 4 神奈川県内の学校における屋内塵性ダニ類とダニアレルゲン調査(一般講演,第57回日本衛生動物学会東日本支部大会講演要旨)
- A23 ピレスロイド抵抗性アカイエカの蚊取り剤使用環境下での吸血行動の実験的検証(一般講演,演題要旨,第58回日本衛生動物学会大会)
- A04 蚊吸引捕獲機モスキトールの野外における誘引距離について(一般講演,演題要旨,第58回日本衛生動物学会大会)
- B16 2003年と2004年に行ったアカイエカ種群蚊の殺虫剤感受性調査
- A22 ACE遺伝子をマーカーとした日本産Culex pipiens complexの簡易判別法
- 新規化合物アミドフルメト製剤によるダニアレルゲン抑制効果の準実地試験による評価
- チャバネゴキブリの生息密度と喫食性がベイト剤の致死効果に及ぼす影響
- A11 カーペットに生息するコナヒョウヒダニに対する S-1955 エアゾール剤の増殖抑制効果
- B01 新規化合物 S-1955 のダニ類に対する効力
- ケナガコナダニの ATPase 活性と殺ダニ剤による活性の阻害
- 5 殺ダニ剤の屋内廛性ダニ類に対する忌避効果とダニの行動への影響
- EB29 DEET 製剤のアブ類およびブユ類に対する忌避効力
- 7 種薬剤のコナヒョウヒダニおよびケナガコナダニの行動に及ぼす影響
- A30 日本産シナハマダラカ類の種名について(第62回日本衛生動物学会大会特集)
- 環境変化と寄生虫病 (第50回日本寄生虫学会西日本支部大会シンポジウム特集)
- 8 コガタイエカの多発性と日本脳炎ウイルス保有について(一般講演,第58回日本衛生動物学会東日本支部大会講演要旨)
- 13 コガタイエカからのウイルス分離の試み : 大丈夫か?日本脳炎は(一般講演,第60回日本衛生動物学会西日本支部大会講演要旨)
- 19 南西アジア地域における人畜有害双翅類昆虫の動物地理学的研究(昭和 62 年度 : 予報)
- 85 パキスタンのアブについて
- 富山県における人体寄生虫,とくに当教室寄生虫検査依頼の20年間の推移について
- 19 ハチアレルギーに関する基礎的研究
- B-35 最近の富山産コガタイエカ幼虫の有機燐剤抵抗性と季節消長について
- 20 オオモリハマダラカと北米産 Anopheles barberi の異同について
- 92 富山県下の 1 豚舎におけるハエヤドリコガネコバチ放飼によるイエバエ防除試験
- 回転粘着式クリーナーのダニ密度調査への応用
- 22 プロピオン酸ゲラニルのヒョウヒダニ誘引トラップとしての有効性に関する基礎および実地による評価(第56回日本衛生動物学会東日本支部大会講演要旨)
- カーペットの使用期間と屋内塵性ダニ類の発生の関係について
- 12 住宅リフォームによるダニアレルゲンの除去効果の検討
- 225 住宅リフォームによるダニアレルゲンの除去効果の検討
- 74 一般住宅における害虫類生息調査 : 1. 粘着トラップによるゴキブリ類の捕獲
- 527 ゴキブリ虫体および糞の特異IgE抗体の測定と家屋塵中のゴキブリ関連抗原の定量
- コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニの出現パターンに及ぼす温湿度の影響
- 1 屋内塵中の昆虫類
- 一般家屋における屋内塵性ダニに対する殺虫剤の効果の検討(第 1 回日本ダニ学会大会講演要旨)
- B-24 一般住宅における屋内塵性ダニ類の発生消長と環境要因の影響(屋内塵性ダニ類の諸問題)
- 64 一般住宅における害虫類生息調査 : 2. 屋内塵中の昆虫破片等の調査
- A-45 木造家屋に放逐したチャバネゴキブリの動向(不快害虫など)
- 32 「ピリプロキシフェン 0.5% 粒剤」のブユ幼虫に対する実地効力試験成績
- 昆虫・ダニアレルギー症対策に関する基礎的研究 : 特に畳内に生息するダニ相について(ダニ)
- 臀部化膿疣贅の切開摘出時にみられた虫体様構造物の同定 : マダニ刺咬症の1例(一般講演)(第11回日本ダニ学会大会講演要旨(福井大会))
- アカイエカによる殺虫剤浸漬試験におよぼす 2・3 の要因について(第 16 回大会講演要旨)
- 1 家屋塵中に生息するチャタテムシの特異 IgE 抗体の測定
- 13 Comparative susceptibility of geographic strains of Aedes albopictus and Ae. aegypti to oral infection with dengue-1 virus strains
- 日本産と東南アジア産のヒトスジシマカとネッタイシマカのデング1型ウイルス感受性について
- 8 MOLECULAR ANALYSIS OF JAPANESE ENCEPHALITIS VIRUS ISOLATED FROM CULEX TRITAENIORHYNCHUS IN ISHIKAWA, JAPAN
- レーザー光センサーを用いたチャバネゴキブリの俳徊行動の日周性と薬剤忌避行動の観察
- 3種シカマの発育に及ぼす温度の影響
- 11 日本におけるネッタイシマカ土着の可能性について
- 4.マウスにおける蚊アレルギー性掻痒反応に対するアゼラスチンの抑制作用(58回日本衛生動物学会西日本支部大会講演要旨)
- セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)の毒腺抽出物のマウスに対する発痛および全身性作用
- 2 蚊刺による痒み
- 12 蚊刺によるアレルギー性掻痒症の動物モデルと掻痒発生機序
- NC マウスに寄生するケモチダニの一種 Myobia sp. について(第 5 回日本ダニ学会大会講演要旨)
- B35 日本に上陸したセアカゴケグモについて (6) : 毒腺抽出物の発痛作用
- G213 ヒトスジシマカを誘引する人体のファクターについて(畜産・衛生・貯穀害虫,自然・環境保護,ダニ・クモ)
- PCOのための殺虫剤試験法概説(その1)
- 吸血に伴うハマダラカ唾液腺蛋白の減少と被吸血マウスにおける抗唾液腺抗体の誘導
- 13 残渣接触法によるコナヒョウヒダニの薬剤感受性の評価
- 18 ヒョウヒダニ 2 種の各発育ステージにおける薬剤感受性の差異
- 17 横浜市内で採集されたタカラダニ Sp. に対する数種薬剤の効力
- B36 ピリプロキシフェンのアカイエカ成虫に対する致死効果と次世代産生阻害効果
- A33 ピリプロキシフェンのチャバネゴキブリの羽化および産卵に対する影響
- A29 Vectobacl2AS のブユ幼虫に対する実地防除に関する検討
- 4 コナヒョウヒダニ飼育培地における抗原蓄積動態とアレルゲン活性の失活に及ぼす要因の検討
- コナヒョウヒダニ抗原の失活に及ぼす要因の検討(第 9 回日本ダニ学会大会講演要旨)
- 32 長崎県雲仙地区で不快害虫として問題となるユスリカ類 : (2) 強酸性水域に発生するユスリカの水道水による飼育
- ろ紙接触法による屋内塵性ダニ類 3 種に対する 16 薬剤の殺ダニ効力の評価
- 「殺虫剤、O-157、こばえ・厨房、ハエ類・畜舎」で考える害虫防除(Sat 1 殺虫剤研究班)
- 19 カーペットの使用期間と室内塵性ダニ類の発生の関係について
- B39 ケナガコナダニにおける ATPase 活性と殺ダニ剤による阻害
- C121 Dicofol の選択毒性の機構
- 一般家屋のヒョウダニ相に及ぼす温湿度の影響(第 6 回日本ダニ学会大会講演要旨)
- 5 一般住宅の寝具,カーペットにおける屋内塵性ダニ類の分布調査事例(一般講演,第58回日本衛生動物学会東日本支部大会講演要旨)
- 新規化合物S-1308のコナヒョウヒダニに対する殺ダニ特性(一般講演)(第12回日本ダニ学会大会講演要旨)
- B02 薬剤 4 種のコナヒョウヒダニ卵に対する孵化抑制効果
- B-39 ノミバエ幼虫の数種殺虫剤に対する感受性
- 88 微生物製剤のユスリカに対する効力と標的外生物に対する影響について
- 35 ブユ幼虫を用いたピリプロキシフェンの基礎効力についての検討
- 36 TMI-903 (B. t. i. 1.2% 縣濁剤)の 4 種幼虫に対する基礎効力
- ヒョウヒダニ類の数とアレルゲンの量的関係
- 東京都内の29小中学校の環境アレルゲンとしてのダニ数およびアレルゲン調査(続報)
- PCOのための殺虫剤試験法概説(その2)
- 東日本大震災による津波被災市街地における蚊幼虫の発生状況(2011年)
- 震災後の石巻市内におけるハエ類成虫の捕獲成績
- 巨大津波は生態系をどう変えたか 生きものたちの東日本大震災, 永幡嘉之, 講談社ブルーバックス, \1,000
- O37-1 お好み焼き粉に繁殖したチリダニ類による即時型アレルギーの母子例(アナフィラキシー・その他,口演,第62回日本アレルギー学会秋季学術大会)