脳神経外科領域における三次元画像を用いた手術 : シミュレーションとナビゲーション

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概要

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現時点での3次元画像の手術への応用について検討するために, 脳腫瘍症例23例に対して, 3次元画像を用いた術前シミュレーションや術中ナビゲーションを行った.その結果, 3次元画像を用いたシミュレーションでは腫瘍の3次元的な位置が把握でき, 到達方向や摘出範囲の決定が容易であった.また, 3次元画像を用いたナビゲーションを行うことで, 術中の位置や進入方向が3次元的に確認できた.さらに, 術後運動機能を温存する手術では, シミュレーションやナビゲーションに加え, functional mappingや術中monitoringを行うことが有用であった.以上より, 3次元画像によるシミュレーションやナビゲーションに加え, functional mappingや術中のmonitoringを行うことで, より低侵襲な手術が可能となった.
日本脳神経外科コングレスの論文
1999-10-20

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