悪性グリオーマの手術 : 統合ナビゲーション導入後の治療成績(<特集>悪性脳腫瘍の病態と治療)
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概要
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悪性グリオーマにおける手術の役割を検討するため,最新の手術支援下に行った成人テント上のanaplastic astrocytomaおよびglioblastoma 50例の摘出率,機能温存率,KPS,生存率について解析した.平均腫瘍摘出率はnon-eloquent areaで92%,eloquent areaで88%であった.全症例のKPSは術前71,術後69で,膠芽腫では,95%以上の摘出でもKPSの悪化(神経機能を含め)はみられなかった.膠芽腫における腫瘍摘出率と生存率の関係では,95%以上摘出と95%未満で全生存率,無再発期間とも統計学的有意差は認めなかった.ただし,100%摘出では比較的長期生存例がみられた.現時点では,最新の手術支援システム下に機能障害を出さずに可能な限り摘出することが本腫瘍の手術目標と考えられる.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2006-10-20
著者
-
原田 広信
愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経病態外科学
-
久門 良明
愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経病態外科学
-
大西 丘倫
愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経病態外科学
-
久門 良明
愛媛大学大学院医学系研究科
-
長戸 重幸
愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経病態外科学
-
大西 丘倫
愛媛大学医学部脳神経外科
-
大西 丘倫
愛媛大学大学院 医学系研究科 脳神経病態外科学
-
原田 広信
愛媛大学大学院 医学系研究科 脳神経病態外科学
-
久門 良明
愛媛大学大学院 医学系研究科 脳神経病態外科学
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