ずい道建設出稼者の供給地域における死因構造に関する研究 : 第1編 死因構造の地域別比較
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概要
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Tunnel work, digging a tunnel at the face, is a highly specialized job today. Many tunnel workers migrate from one place to another away from home throughout the year. They are exposed to hazardous factors such as dust, vibration, noise and so on, working under the two 12-hour shift system. Recently it has been reported that many workers who had suffered from pneumoconiosis and/or vibration disease returned to their home areas. The southern part of Oita Prefecture is well known as being one of the areas which supply many tunnel workers. In order to study the long-term effects of tunnel work on the health of the tunnel workers, the authors compared the mortality rate in the district supplying many tunnel workers with that of the district supplying few workers. Nine causes of death were chosen among many as indices indicating the characteristics of the structure of mortality in the district supplying many tunnel workers. The authors estimated these causes of death in relation to sex and age, analyzing simple correlations between the 9 causes of death and 33 socioeconomic factors. A principal component analysis of these indices was also carried out. The results were as follows. 1) A close relationship was found between tunnel work and three causes of death such as silicotuberculosis (010), tuberculosis (010-019, A6), and infective and parasitic diseases (000-136). 2) The other 5 causes of death such as diseases of the digestive system (520-577), neoplasms (014-259), all causes (000-999), stomach cancer (151, A47) and pneumoconiosis (515) were related not only to tunnel work but also to other regional characteristics such as fishery workers rate. 3) No relationship was found between tunnel work and death by cerebrovascular disease (430-438, A85). These results show that the tunnel work has an influence on the structure of mortality in the area supplying these workers. Note: ICD numbers are presented in parentheses.
- 社団法人日本産業衛生学会の論文
- 1983-07-20
著者
-
山本 真
大分協和病院
-
小河 孝則
岡山大学医学部衛生学教室
-
小河 孝則
川崎医療福祉大学医療福祉学部
-
小河 孝則
鳥取大学 医学部 保健学科
-
久繁 哲徳
徳島大学医学部衛生学教室
-
久繁 哲徳
高知医科大学 公衆衛
-
久米 行則
大分協和病院・内科
-
大原 啓志
高知医科大学公衆衛生学教室
-
久米 行則
岡山大学医学部衛生学教室
-
山本 真
岡山大学医学部衛生学教室
-
中尾 俊造
岡山大学医学部衛生学教室
-
小河 孝則
川崎医療福祉大 医療福祉
-
中尾 俊造
四国勤労病院
-
大原 啓志
高知医科大学 公衆衛生学
-
大原 啓志
高知幡西地域保健医療センター
-
大原 啓志
高知医科大学 公衆衛生
-
山本 真
大分協和病院・内科
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