景観シミュレーションのための簡易情景モデル構築と動画生成の一手法

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本論文では, CGによる景観シミュレーションヘの利用を目的とし, 地上から撮影した画像からの簡易情景モデル構築およびそれに基づく動画生成の一手法を提案する.本方法の特長は, 情景内の対象物を平面近似し, その対象物の領域を決める領域分割画像との交点計算によるテクスチャ・マッピング法でレンダリング処理を行っていること, また, 撮影地点の異なる画像より複数の情景モデルを作成し, それらから作成された画像を合成する動画生成法にある.景観シミュレーションのための画像合成によって, 情景内の物体と建物のモデルとの前後関係の判定が簡易な計算ででき, 建物の3次元モデルと本情景モデルとの画像合成が簡易かつリアルに行えること, および, 実際に画像を撮影した位置以外に視点を移動して情景の画像を生成できることを示した.これにより, かなりの範囲の視点移動を伴うアニメーションを作成することが比較的容易となり, 景観評価をより多角的に検討できる.
1993-12-20

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク